インソースでは、毎月新作研修が生まれています。新作研修が生まれる舞台裏とは? 今回は「自治体・官公庁向けビジネス文書研修ができるまで」をお届けします!
自治体・官公庁のお客さまから寄せられたご要望
インソースでは年間7,700名以上(※)の自治体・官公庁のお客さまにビジネス文書研修をご受講いただき、内容評価96パーセントとご好評をいただいてますが、今後もより一層、皆さまにご満足いただくべく、今回、大幅に自治体・官公庁のお客さま向けにビジネス文書研修を改訂しました。
改訂にあたって、受講者の皆さまの研修事後アンケートや営業担当がお客さまから直接お伺いしたご要望を分析したところ、自治体・官公庁のお客さまがビジネス文書研修に求めているご要望は2点ありました。
※2014年10月~2015年9月実績
■自治体・官公庁特有の書類の書き方を教えて欲しい!
自治体・官公庁では復命書、顛末書、起案書といった自治体・官公庁ならではの名称や書類があります。各役所で決まった書式はありますが、受講者の皆さまからは、これら特有の書類の基本的な文書の書き方が知りたいといったご要望がありました。
また、研修ご担当者さまからは「公文書の書き方」もテキスト内に含めて欲しいというご要望がありました。
■テキストの文例や演習問題をよりイメージしやすいものにして欲しい!
民間企業の文例や演習問題ではなく、自治体・官公庁でよく使用する報告書例や演習問題を実施したいということでした。
大きく改訂した3つのポイント
皆さまのご要望を受け、今回インソースで大きく改訂したポイントは以下の3点です。
1.復命書、顛末書、起案書の書き方のポイントを解説
特に、復命書や顛末書は、具体的に誰が読み、どういった内容が記載されるべきであるのかといった「意味づけ」も含めてお伝えしてます。
例えば復命書は、上司等から指示・命令を受けて会議に出席したり、調査を
行った際に提出する報告書のことです。上司にとって文書の内容や目的がはっきりと分かることがポイントです。
顛末書は組織の規定に違反したり、懲罰規定の対象となる行為を行い、組織に損害を与えた際、なぜそうなったかの一部始終を報告するための文書です。組織にお詫びをし、二度とやらないことを誓う文書の始末書と異なり、謝罪の要素は含めないことがポイントです。
起案書は政策に関わる物品購入や工事の施行などの意思決定に用いられる文書です。起案書の書き方では、単に「書類の書き方」にとどまらず、起案の準備と方法などといった作成に当たっての準備や、起案者には、意思決定の責任者であるという「自覚」をお伝えしています。
2.公文書の表記ルールもテキストに記載
『文末が「「~こと」または「~とき」となるときは「。」をつける』など、句点(。)読点(、)の公文書特有の表記ルールもテキストに記載しています。困ったときの文例集として、いつでもテキストを参照していただけます。
3.自治体・官公庁によくある場面の演習問題で習得
例えば、都市整備部の職員が視察に行った後、調査報告書を作成する演習問題や、市道整備部の職員が住民からクレームを受けた場合の報告書を作成するワークなどをご用意しています。
そのため、受講される皆さまにとってよりイメージしやすく、明日から現場に戻ってすぐに使える演習問題例となっています。
この研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する 「研修呼び覚まシステム」や研修担当者さまの負担を減らし効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。
でき上がったカリキュラム
でき上がったカリキュラムはこちらです。
営業担当者 藤田よりひとこと
■テキストの文例や演習問題をよりイメージしやすいものにして欲しい!
本研修を自治体・官公庁のお客さまにご紹介すると、テキストの細かな表記が自治体向けだとご納得いただける自信作です!