新作研修ができるまで-毎月新しい研修を生み出し続けるインソースの秘密にせまります!

第十六回 新作研修ができるまで<ハラスメント防止研修 ダイバーシティ時代に備える編>

インソースでは、毎月新作研修が生まれています。新作研修が生まれる舞台裏とは? 今回は「ハラスメント防止研修 ダイバーシティ時代に備える編ができるまで」をお届けします!

ハラスメントの防止だけではなく、ダイバーシティ時代の職場づくりのための意識醸成にも使っていただけます。

ダイバーシティ時代に向けた研修にするために、
研修作成の軸となった3つのポイント

■ハラスメントを「どうなくしていくか」を考える

弊社の既存の「ハラスメント防止研修」は、「パワハラ(パワー・ハラスメント)」と「セクハラ(セクシュアル・ハラスメント)」の2つから構成され、「ハラスメントとはこのようなことで、やってはならないことです」という締めくくりで終わっていました。

しかし最近、パワハラやセクハラについては理解している人も増えており「もう一歩踏み込んで、"こういうことにも気をつけないといけない"というアンテナを立てるような研修をやってほしい」というご要望を多く頂戴するようになりました。

そこで、ハラスメントを「止めようね」だけで終わらせるのではなく、「どうなくしていくか」というレベルまで進化させるような内容を目指して、既存の研修の見直しが始まりました。

■「自分もハラスメントをしている可能性がある」と認識することが、
ハラスメント防止への第一歩

「基本的に『自分はハラスメントをしていない』と思うものです」とテキストに明記したことが、これまでの研修との大きな違いになっています。

ハラスメントがなくならない最大の原因として、ハラスメントをしている多くの人が「自分がハラスメントをしている」という事実に気づいていないということが挙げられます。しかし、誰しも自分を客観視することは難しいものです。

そこで、「『自分もハラスメントをしている可能性がある』、とまずは認識しましょう」とテキストに打ち出すことで、受講される方すべてに気づきを得ていただくことをねらいとしました。

■よりリアルな、回答に悩むケーススタディで「ハラスメント撲滅」を
目指す

「ハラスメントはあるものだ」という前提に立ったうえで、それを悪化させず「いかに早目に食い止めるか」という観点から、注意や指摘の仕方を考えていただきます。 事例には、「このくらい、いいんじゃないかなぁ」と判断に迷うものを挙げています。職場によくあるシーンでありながら、実際自分がその場にいたら対応に悩むような、リアルな内容ばかりです。

このワークを通して、一人ひとりが「見て見ぬふりをしない」という意識を高め、さらに判断に迷った時には担当窓口に相談することの大切さをお伝えします。受講者一人ひとりの意識が高まることにより、やがては「ハラスメント撲滅」「ハラスメントゼロ」につながると考えています。

この研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する 「研修呼び覚まシステム」や研修担当者さまの負担を減らし効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。

でき上がったカリキュラム

でき上がったカリキュラムはこちらです。

組織における「ダイバーシティの取り組み方」を知ることができる 「自分もハラスメントしている可能性がある」と認識することが、ハラスメント防止への第一歩 リアルなケーススタディの解決方法に悩むことで、「ハラスメント撲滅」を目指す!
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テキスト作成者よりひとこと

■ダイバーシティ時代の職場づくりにも役立ちます

人種差別や宗教軽視、障がい者差別なども「ハラスメント」というくくりの中に入れました。というのも、ハラスメントの定義を「意識的・無意識的に特定・不特定多数を問わず不快な思いをさせる、苦痛を与える、居心地の悪さを感じさせる行為のこと」とこのテキストでは明言しているからです。

ただし、本研修だけで多様な人たちへの対応の仕方などの理解が深まるかというと、全く足りません。
あくまで、「ダイバーシティ時代を理解する」「ダイバーシティに取り組む際の入り口」として受けていただくのにふさわしい研修です。



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