インソースでは、年間180本以上の新作研修が生まれています。新作研修が生まれるひみつとは? 今回は「初級財務研修ができるまで」をお届けします!
商工会議所からの研修依頼
■研修のご依頼は商工会議所から
本研修のご依頼は、商工会議所さまからいただきました。
みなさん、商工会議所とはどのような組織かご存知でしょうか?
商工会議所は会員である中小企業を束ね、その経営指導員的な役割を担っています。そのため、会員の企業から参加者を集め、様々な研修の企画をしています。
受講者を知る
■受講者は若手の経理担当者
研修担当者さまによると、受講者は商工会議所の会員である各企業の経理担当者、とのこと。中でも対象は、3~5年目の若手社員。3~5年目の若手社員というと、簿記の基礎的な知識を持ち、ある程度経験も積んでいる方々です。
■経理の仕事
経理担当とは、日々どんな業務を行っているのでしょうか?
経理は、会社のお金の流れを管理する仕事です。お金の流れから会社の現状を的確に把握し、経営を支援します。
また、必要資金の融資など、銀行との折衝をする場合もあります。
経理の仕事は、ただ事務をこなすだけではなく、自社の資金面での課題に、積極的に関わる窓口的存在なのです。
研修テーマを決める
■ステップアップのための研修
受講者は若手の経理担当であること、そして、経理の業務内容を踏まえ、本研修は2つのポイントを軸に企画しました。
1つは、ベテランほどの知識や経験はないが、初心者でもないという若手のレベルに合った内容であること。
2つ目は、最も基本的な数字の見方。その土台を固める内容であること。
以上の2点を踏まえ、若手経理のステップアップのための研修として、カリキュラムの作成が始まりました。
カリキュラムを練る
■「数字の見方の基本」を固める
本研修は、お金の流れを知る上での大原則「最も基本的な数字の見方」をしっかり習得できるよう設計しました。例えば・・・、
利益の大切さとは?
利益は何から生まれる?
売り上げとは何?
基本的なことですが、お金を扱う上で忘れてはいけない大原則を研修の序盤に盛り込んでいます。
研修では、自分の言葉で的確に説明できるレベルでの理解を目指しました。数字の見方の大原則の習得は、お金の流れを把握する上で極めて重要であり、また、若手のレベルアップの足がかりとなるのです。
■銀行員の「目線」を知る
研修には、銀行員の着目するポイントも組込んでいます。銀行員の目線や、諸表の見方を知ることは、銀行との折衝において非常に有益です。
また、講師には元銀行員が登壇し、経験と実感のこもった、よりリアルな銀行員の着目するポイントをお伝えすることができました。
この研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する 「研修呼び覚まシステム」や研修ご担当者さまの負担を減らし効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。
でき上がったカリキュラム
できあがったカリキュラムはこちらです。
営業担当者からひとこと
■お客さまの声
お客さまからは、「数字を扱う上で意識が変わった!」というご感想をいただきました。また、分かりやすく噛み砕いた内容にもご好評をいただきました。
特に、銀行員の目線を知る、という部分は「新鮮だった」「知っているのと知らないのとでは大きく違う」というお声をいただきました。
■営業担当者にもおすすめです!
本研修は、経理を担当されている方のために作成しましたが、実は営業職の方にもおすすめの研修です!
例えば、商品販売から金額回収までを急ぐ理由や、営業に1回出る際にかかるコストなど、営業が知っておくべきお金のことを、分かりやすく噛み砕いてお伝えしているからです。
お金の流れに関して意識を持つことで、仕事の仕方は変わってきます。特に、お金を扱う機会の多い営業職にとって、経理のしくみを習得することはステップアップにつながります。
財務研修ときくと、硬いイメージを連想される方も多いかと思いますが、とても実践的で仕事に活かしていただける研修です!