インソースでは、毎月新作研修が生まれています。新作研修が生まれる舞台裏とは? 今回は「キャリアデザイン研修 ~can,must,wantで振り返るができるまで」をお届けします!
新人からベテランまで! 広がるキャリアデザイン研修の受講者層
本研修は、日本でもトップクラスに入るくらい規模の大きい県庁さまのお話を受けて作成した新作研修です!
■新人からベテランまで、キャリアデザイン研修の受講者層が多様化した
ご担当者さまによると、キャリアデザイン研修を受講する層が変わってきている、というお話でした。詳しくお聞きしてみると、これまでキャリアデザイン研修の受講者は、ある程度年次を重ねた方が多かったそうです。しかし最近、手上げ制の研修でキャリアデザイン研修を企画すると、新規採用職員から、定年間近のベテラン職員まで幅広い年齢、年次の受講者が集まるのだそうです。
そのお話をお聞きして、インソースのテキスト作成担当者は、ふと疑問を持ちました。
受講者の年齢や年次が幅広くなっているのに、キャリアの振り返り方は同じでいいんだろうか? 年次や年齢が上の方に対しては、もっとじっくりキャリアを振り返ることのできる研修が必要ではないだろうか?
そこで今回、年次、年齢が上の方に対し、キャリアをより深く振り返る3つの工夫を取入れた研修を作りました。
じっくり振り返るための3つの工夫
キャリアをじっくりと振り返る3つの工夫はこちらです(↓)
1.3つの軸(Can,Must,Want)で振り返る
「さあ、あなたのキャリアを振り返りましょう」と言われても、何もないところからすぐにできるわけはありません。今回、振り返りやすくする仕組みとして、3つの軸(Can、Must、Want)を取入れました。
■自分を振り返る3つの軸
1.【can】 「自分は何ができるのか(できないのか)」を振り返る、自らの現状を
知る
2.【Must】「自分は、何をしなければならないのか」を振り返り、自らに求めら
れていることを知る
3.【Want】「自分は、どうなりたいのか(何をしたいのか)」を振り返り、整理
する
考え方の軸が明確になることで、より深く、より短時間で、振り返りができるようになりました。
2.エピソード・出会い・身につけたことで、事細かに振り返る
本研修の一番の特徴は、とにかく事細かにキャリアを振り返る点です。そのために、専用の振り返りシートを使用します。
振り返りシートでは、時系列で、これまで印象に残った出来事を洗い出し、そこでのエピソードを書き出します。そしてその場面ごとに、自らに影響を与えた人(上司、先輩、後輩等)の名前を記していきます。さらに、その出来事を通して身につけた知識や能力、強み(発見した自分の性格)について考え、書いていきます。大まかに振り返るのではなく、細かな部分まで思い出してじっくりと、これまでの自分と向き合うところがポイントです。じっくりと自分自身を見つめ直し、自分の強みを納得しながら受け入れることができます。
3.振り返りの時間を増量!
研修全体を通しての、振り返りワークの時間を増やしました。時間を細切れに区切るのではなく、振り返りに集中して取組んでいただけるようなカリキュラムの構成になっています。
この研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する 「研修呼び覚まシステム」や研修ご担当者さまの負担を減らし効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。
でき上がったカリキュラム
でき上がったカリキュラムはこちらです。
テキスト作成者よりひとこと
本研修は、「じっくり」自分と向き合っていただく研修です。「どこに進んだらいいか分からない!」「普段忙しくて自分を振り返る時間がない!」という方におすすめです。研修を通して、素直に自分に自信を持ち、前向きに仕事に取組んでいただけます。