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新人・若手社員が質の高い仕事をするために
仕事の捉え方、意識が仕事の質を高める
ビジネスの現場にいる方なら誰もが、効率よく仕事をし、かつ高いパフォーマンスを上げたいと日々努力を積まれていると思います。「仕事の効率アップ、スピードアップ」をうたう、様々なスキルやノウハウについての書籍や情報も巷にあふれています。しかしながら、「誰がやっても、どんな仕事でも圧倒的なパフォーマンスをあげられる」という魔法のスキルは実際にはほとんどないように思われます。
大変地味に見えることですが、良い「仕事の進め方」をするために重要なことは、「仕事」というものをどのように捉えているのか、自分に求められる動き方とはどのようなものなのかについてよく理解していることでです。
インソースの仕事の進め方研修は、仕事に対する意識づけを重視し、あらゆる方が、あらゆる職場において活用できる考え方、ノウハウをお伝えしています。今回は特に新人・若手社員の方にお伝えしているポイントについてご説明したいと思います。
「筋書き」と「予測能力」が重要
仕事において重要になるのは「筋書き」と「予測能力」です。仕事の流れを滞らせない手順について、あらかじめ検討しておくことで手戻りや中断を防ぐことができます。さらに「これをすると、こんなことが起きる可能性がある」ということを予測できるようになれば、問題発生を予防することもできます。
これはベテランにとっては当たり前のことですが、「言われたことをなんとなく始めてしまう」新人・若手社員には、このことを伝えるだけでもその後の業務の進め方に大きな違いが出ます。ですから、「仕事を進めるうえでの考え方」というものをインソースでは重視しています。
ＰＤＣＡとＱＣＤを意識した仕事を徹底する
効率の良い仕事の進め方は、ベテランのビジネスパーソンにとっては経験を重ねる中で自然と備わっていることが多いものです。ＰＤＣＡやＱＣＤについても、「気づいたらなんとなくできるようになっていた、意識していた」という方も多いかと思います。
これらは新人・若手社員も「いずれは」身についていくものではありますが、即戦力が求められる現状では、研修などを通して、できるだけ早く体得していただきたいものです。
◇若手向け研修 ～仕事の進め方基本編（１日間）
コストを意識して仕事を進める
ＰＤＣＡについては、学生時代に言葉だけは聞いたことがあるという新人・若手社員もおられるようです（学生でもＰＤＣＡを使う場面はありますね）。ＱＣＤ（仕事の質、コスト、納期）に関しては初耳という方が多いですが、特に「コスト」感覚については、しっかりと理解しておくことで、「なぜ自分はその仕事をするのか、どのようにすれば無駄がないか」を実際に動く前にしっかりと検討して仕事に入ることができます。
また、検討段階で不明点が出れば、前もって先輩・上司に尋ねることができるので、周囲の人にとってはリスクマネジメントにもなりえます。「コピーを頼んだら、ミスコピーをしていて紙が全部無駄になった」「アポの入れ方に無駄が多く、時間も交通費も異常にかかっている」ということを最低限おさえることができます。
研修では、「そんなことまで言わなければいけないのか」と思うような詳細の事柄もお伝えするようにしています。例えば「仕事の受け方」のパートでは、「仕事上の指示を受ける前にはメモ用紙を持って上司・先輩のところに行きましょう」といったようなことです。そのうえで、「仕事内容の目的は何で、自分に求められていることは何か考えながら最後まで聞き、指示内容は復唱する。そしてわからないことがあったら、自己判断せずにその場で整理して尋ねましょう」とお伝えしています。
また、研修のカリキュラムによっては再度ビジネスマナーの基本を復習したりもしています。すべてはうまく仕事を進めるための土台です。
◇仕事の進め方研修 ～社会人ビギナー編（１日間）
演習で体得してから現場に活用する
とはいえ、学んだことを業務にどのように活かすかについては、ビジネス経験不足の新人・若手社員には実際にやってみないとわかりません。ですから、研修では現実の業務を想定したロールプレイングを重視し、各ポイントについて理解を深めるための演習をふんだんに盛り込んでいます。
仕事の進め方研修をご採用いただく時期は、４～５月の新人研修シーズンと、新人フォロー研修の時期（秋口、または２年目に入る前後）が多くなっています。受講対象者や実施時期、重視するポイントに対応可能な多彩なカリキュラムを揃えております。 どうぞお気軽にお問い合わせ下さい！
