先週はある自治体さま向けに「プロジェクトの進め方研修」を実施させていただきました。今回のこの研修では、自治体様向けということで地域や多くの関係者を巻き込みながら進めていくようなプロジェクトを想定していました。そして、そのプロジェクトの計画から実施後の進捗管理まで一貫した流れを学ぶことを目的としました。
■プロジェクト管理は日常業務管理の延長線上にある
この研修では、いわゆるプロジェクトマネジメントの基本として、様々なツールや手法も紹介していますが、特に伝えたかったのは「プロジェクトを難しく捉えすぎないこと」でした。講師の言葉の中で受講者さまの興味を特に惹いたのは、「進捗を逐一確認する、報告・連絡をきちんとやる、目標を明確に示したリーダーシップでチームを引っ張っていくことが大事。それはつまり、日常の業務となんら変わることはない」ということでした。
講師のこの言葉で肩から荷が下りたような、そんな受講者さまの反応が印象的でした。
■ツールはワークで実践する
研修の最後は、架空のプロジェクトに対して必要な関係者を洗い出し、地域振興策を考え、それを作業レベルに落としスケジュールを決めていくグループワークを行いました。
どのグループも、「誰に対して、何を、いつまでに、どうする」と詳細なスケジュール立てができており、研修の成果をいかんなく発揮していました。
「ここで学んだWBSやガントチャートはすぐにでも活用していきたい」という意見が挙がるなど、実践的なワークによって職場に持ち帰ってすぐに使える知識を習得いただけたご様子でした。
■プロジェクト管理の基礎を学びたい方にオススメ!
今回の受講者は、現在プロジェクトに携わっている方、またはこれから携わるという方がほとんどでした。
プロジェクト管理の理論的な部分を学び、プロジェクトリーダーとして何をするべきかを身につけられる「プロジェクトの進め方」研修。
プロジェクトの大小を問わずプロジェクトリーダーを育てたい時には、その最初の一歩として非常に有効な研修であると実感しました。