■前方からの確認がポイント
会場設営は大きく以下の3つに分けられます。
【会場設営のポイント】
1.机、プロジェクターなどの配置
2.マーカー、ホワイトボード(WB)などの備品類
3.テキストや名簿など、配布資料
まず、セッティングのポイントは会場前方から確認をすることです。研修担当者の立場としては、会場を後ろから俯瞰していることが多いのですが、講師は前から受講者と関わります。前方から見ることで、講師と同じ目線に立ち、机の配置やプロジェクターの位置などを研修実施に最適なものに調整することができます。
例えば、机の配置でいうと、受講者が講師に目を向けやすいように配置する必要があります。後ろから見ると整然と並んでいる机も、講師や受講者からすると、目を合わせにくい、前方を向きにくいなど様々な難点が出てきます。
■マーカーは太字を準備
次に、マーカーやホワイトボードなど備品類についての確認です。
よくあるミスは、準備はしているが、マーカーが書けない、ホワイトボードの裏側に消し忘れがあるなどが挙げられます。また、マーカーに関しては、準備できるとよいのが、太字のマーカーです。受講者が多数の場合、細字のマーカーでは、会場後方の受講者が字を読みづらくなるためです。細字しかないと、大きめの字で板書を何度もしなければならず、研修効果にも影響が出てしまいます。
■備品セットで研修進行に柔軟に対応
さらに弊社では、「備品セット」なるものを準備しています。
中身は、「A4白紙」、「付箋大小2種類」、「予備マーカー」、「模造紙」、「定規」です。
予備マーカーは、講師用というよりむしろ受講者用です。受講者全員で協力してホワイトボードに板書するグループが時々出てくるためです。
備品について、もちろん講師に事前の確認をするのは当たり前ですが、こういった転ばぬ先の杖があると、臨機応変な対応により、研修効果の最大化が図れます。