経営基盤(コンテンツ開発力)

経営基盤(コンテンツ開発力)

経営基盤

1. お客さまの「お悩み」から、ジャストフィットな商品を生み出す

Q

インソースのコンテンツの特徴は何ですか?

A

お客さまの課題や受講者のお悩みをもとに、カスタマイズして作成していることです

仕事に必要な実践的なフレームワークを提供

当社は創業以来、「常にお客さまのニーズに応える」ことを大切にしてきました。また、「明日から役に立つ」こともコンテンツ開発のコンセプトとしています。そのため研修では、当社のアイデアや理論を一方的に受講者へ発信するような内容にはしません。お客さまの課題やお悩みをもとに、実際の仕事に必要なフレームワークやノウハウを厳選し、演習中心とした構成にしています。

受講者のリアルな「悩み」を分析し、作成

研修を実施する際は、テキスト作成前に受講者へ「事前アンケート」を取り、現場で困っていることや工夫していることなどをヒアリングしています。この事前アンケート情報はすべて当社のデータベースに保管されており、現在100万件以上ものデータが登録されています。コンテンツ開発クリエイターは、このアンケート内容をもとに受講者が必要としている内容を検討し、テキストを作成しています。これらの情報はまさに当社の資産です。

講師派遣型研修は業界・職種・受講者属性に合わせて、柔軟にカスタマイズ

先述の通り、当社は受講者には研修を通して「働く楽しさ」を実感していただけるよう、「すぐに現場で実践できる内容を伝えること」を重視しています。そのため、講師派遣型研修では柔軟にカスタマイズ対応を行っています。例えば、同じクレーム対応研修でも、業界やその会社ごとにクレームのシチュエーションは異なります。電力会社の販売員向けや鉄道会社の駅員向けなど、受講者の仕事や属性に合わせて、パーツを都度作成しています。

2. 良質廉価なコンテンツを、いち早く社会に届ける

Q

インソースのコンテンツの強みは何ですか?

A

お求めやすい価格で、最新かつジャストフィットな内容であることです

スピードと量を「質」に転化

コンテンツは、「常に新しいものをいち早く提供すること」を最も重視しています。教育テーマにはブームがあり、売れるためには、他社より早くコンテンツを開発しなければなりません。例えば、2015年に働く女性の活躍を後押しするために「女性活躍推進法(※)」が成立し、組織での実施が増えた女性活躍研修は、08年から開発していました。そのため、女性活躍推進のテーマだけで現在50種類以上のラインナップと豊富な実績があります。講師とテキスト開発の分業体制をとっているからこそ、ハイスピードでコンテンツを量産できる体制を実現しています。

※ 正式名称:女性の職業生活における活躍の推進に関する法律

R&Dコストは惜しまず、「ロングテール」で販売する

どんなにニッチなニーズでも、コンテンツの開発コストは惜しみません。お問合せで「○○に関する課題がある」と相談があり、該当するコンテンツがなければ、ゼロからコンテンツを作ります。その結果、講師派遣型研修では、3,794種類に及ぶコンテンツ数につながりました。さらに、一度作成したコンテンツはWebページに掲載し、他のお客さまへも提供できるようにしています。セールスチャンスを逃さないよう、細く長く販売し、あらゆるニーズに応えることを重視しています。また、お客さまからの要望を待つだけではありません。常に社会状況や最新のトレンド・キーワードを意識し、年間300本以上の新作コンテンツを作成しています。

既存コンテンツもアンケート結果をもとに日々ブラッシュアップ

コンテンツビジネスはエンターテインメントであり、お客さまを「飽きさせない」ことが重要だと考えています。そのため、既存のコンテンツも登壇する講師やお客さまからのフィードバックやアンケート結果をもとに何度もブラッシュアップしています。アンケート結果は全社員にシステムからのメールで日々共有されており、低評価のものは必ず担当者が改善するルールを設けています。さらに、社会の流れに合わせたブラッシュアップもしています。例えば新入社員研修は、時代によって変化する考え方や働き方を踏まえて毎年改定しています。23年版では、SDGsの担い手となるために必要な考え方について追加しました。

教育はお求めやすい日用品であるべき

また、当社はより多くのお客さまへコンテンツを届けるために「廉価」であることを重視しています。どんなに専門的・高度な内容でも、教育は高価なサービスであってはなりません。いわば日用品のように、身近なサービスであるべきだと考えています。そのために、当社はITをフル活用し、開発・提供コストを抑えることで、お求めやすい価格設定を行っています。

3. あらゆるコンテンツと多様な提供手段を揃える

Q

人気コンテンツは何ですか?

A

特定の売れ筋商品はありません。今のトレンドは、DX・IT 教育です

バリエーション豊かな商品ラインナップを展開

コンテンツは、新人向けから経営層向けまで各々の職責に合わせた階層別や、コミュニケーションやビジネス文書作成、ロジカルシンキングなどのビジネススキル別、業界や職種に特化したもの、など多様なラインナップを揃えています。一つの主力コンテンツがあるわけではなく、幅広いコンテンツで売上は構成されています。この数年では、DX・IT研修の売上が大きく伸びています。

研修テーマ別売上構成比

マルチチャネルでご提供

講師派遣型研修で開発したプログラムは、自社開催の公開講座でも活用し、さらにはeラーニングや動画教材などにも展開しています。同じコンテンツをさまざまな形式で活用し、開発コストを抑えています。また、コロナ禍では新たにオンライン研修や、eラーニング・動画のレンタルプランも開始しました。お客様の予算やニーズに合わせて、マルチチャネルでご提供しています。

インソースのサービス提供マルチチャネル
Q

どのように多数のコンテンツを開発しているのですか?

A

170名の開発チームが、巨大なデータベースを活用しながら作成しています

講師とテキスト開発の「分業体制」で、コンテンツを量産

当社では、「テキスト作成」を自社で行い、その内容で登壇できる講師に研修実施を委託する「分業体制」を構築しています。作成したコンテンツは、すべてデータベースに保管しており、コンテンツ開発クリエイターは、過去に作成したパーツも検索・活用しています。個人能力に頼り、属人化しやすいテキスト作成業務をこのように「標準化」することで、量産化体制を実現しています。
また、講師と営業担当者、コンテンツ開発クリエイターの細かな連携が必要となるこの体制は、独自の専用システムを活用することで効率性を高めています。

170名のコンテンツ開発クリエイターが在籍

コンテンツ開発クリエイターは、170名在籍しています。主に九州・東京の拠点で勤務しており、子育て中の女性も多く在籍しています。大きく2チームに分かれており、年間1万6千回以上実施している講師派遣型研修のテキストの開発・納品などを行うチームと、最新トレンドに合わせた新作コンテンツを開発するチームがあります。テキスト作成業務には社会経験が求められます。そのため、ビジネス経験豊富な人や社会人教育の経験が長い人を配属しています。

コンテンツ拡大のために重視するKPI
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