マーケティング職
Yさん (仮) 30歳
自分が無意識に感じていた感覚や癖が言語化できたことで「壁」との向き合い方を発見
同僚との仕事の進め方や考え方の差異を埋められず、転職を決意しました。初めての転職活動を経て、「ここだ!」と心に決めた転職先は、職種こそ似ているものの、前職とは全く異なる業界。専門用語や知識に戸惑いながらも、新しい学びを得ることに楽しさを感じています。しかし一方で、「自分はここで活躍できるのだろうか」「必要とされているのだろうか」という小さな不安が、時折顔をのぞかせるようになりました。
研修が始まると、目の前に現れたのは、あの「レゴ®ブロック」。幼少期ぶりに触れるレゴ®に、懐かしさと新鮮さが入り混じった感情を抱きながら、演習では自分なりにレゴ®を組み立てていきました。無意識に手を動かすこと、そして組み立てたものを意識的に説明することで、自分のなかにあるもやもやした感情が少しずつ言語化できるようになっていきました。
最後の演習では、自分の「壁」にレゴ®を通して向き合い、その壁を乗り越えるためにどうすればよいかを考えました。レゴ®を通じて視覚的に表現された自分の感情を目の当たりにすることで、「今、こういう状態なんだ」「こうすればいいんだ」と、自然に自分の不安と向き合うことができるようになりました。
私は、自分の考えや思いを言語化するのが比較的得意だと思っていました。そんな私であっても、自分が無意識に感じていた感覚や癖も言語化できるので、改めて壁やその乗り越え方について考えることができました。
ワークショップを通じて、研修前に感じていた壁は、無理に乗り越えなくても良いものだと思えるようになりました。それは、今の悩みが乗り越えるべき壁ではないと気づけたから。今は、ただまっすぐに自分の仕事に向き合い、いずれ結果をもって自分の存在意義を示していきたいと思っています。
自分が無意識に感じていた感覚や癖が言語化できたことで「壁」との向き合い方を発見