トップページ > 公開講座 > 関西マーケティング道場 (全6回)~実例で学ぶ、先人たちの生きたマーケティング > 関西マーケティング道場 「企業における新規事業、新商品開発の発想の技法と進め方」 実施のご報告
関西マーケティング道場(1回目・10/13)実施のご報告
毎月1回、大阪で開催する「関西マーケティング道場」の第1回目が、10月13日(土)に開催
されました。関西地区に事業所を持つ企業の方々を中心に、合計16名の方にご参加いただき、
大変盛り上がりました。第一回目の講師は、株式会社インソースの舟橋社長が登壇し、「企業に
おける新規事業・新商品開発の発想と技法と進め方」と題して、おもに「発想力」に焦点を当てた
内容で行われました。
午前中は、舟橋氏が銀行マン時代に携わった新商品開発の事例紹介の中で、定点観測による顧客
ニーズの探り方や、新商品のアイデアを社内で通すためのテクニックなど、笑いも交えながら
実体験に基づく話が披露されました。また、新商品のアイデアをひねり出す6つの技法が紹介され、
そのうちの一つである「合体法」を使って、世の中にまだ無いものを生み出すワークに参加者も
トライしました。
午前中に学んだ発想法を踏まえて、午後からは、「道場」の名にふさわしく、商品企画をたくさん
ひねり出す実践ワークにチャレンジしていただきました。お題はずばり、「大阪みやげの定番
商品を開発する」です。まずは、各自で3案のアイデアを企画シートに書いていただき、それを
グループ内で共有しながら「事前審査」をしてもらいました。そこで、一押しのものを一選んだ
上で、隣のグループでプレゼンテーションする「出稽古」に行ってもらいました。よそのグループ
では、敢えて忌憚のない批評をしてもらい、企画案の修正を促します。そんな「乱取り」形式の
企画のブラッシュアップを重ねたあと、ようやく一つの商品企画書が完成します。
日頃からマーケティングに携わっている人たちが多かったこともあり、非常にレベルの高い企画案
がいくつも上がってきました。その企画書をすべて壁に貼り出し、それらをみんなで見比べたあと、
一番良いと思うものに、一人一票を投じてベスト企画を選定しました。
最後は、今日学んだ新商品企画のコツやノウハウをフルに活用して、自社の新商品・新サービスの
開発案を作成していただきました。
参加者の皆様は、新商品開発に携わってきた講師の話に興味深く耳を傾けるともに、他の参加者
との異業種交流も非常に刺激になったようです。
関西マーケティング道場 実施のご報告
・「最新事例を通じて学ぶマーケティングの基本」 実施のご報告(2回目・11/17)
・「エンタテインメント施設への集客から学ぶプロモーション施策」 実施のご報告(3回目・12/8)
・「『ポッキー』ブランド50年の歩み」実施のご報告(4回目・1/26)