2019年09月号
本年4月から働き方改革の関連法が順次施行され、「時間外労働の上限規制」や「年次有給休暇の確実な取得」などが義務付けられました。適正な業務管理や業務改善に加え、新たなスタンダードでのチーム作りが、特に中規模、小規模企業で急務となっています。
職場環境改善に求められるのは、業務改善・チームマネジメント・コミュニケーション改善の3点です。
業務改善は勤務時間が減少しても生産量は落とさないという難問に応えるために、また非正規社員や短時間労働従事者の活用による不足分の労働力確保のために、マニュアルの整備や業務フロー図の見直しなどの業務の標準化、部分最適を全体最適にするための前工程と後工程業務との連携強化、システム化、RPA 化などが求められています。
RPA を進める上でマニュアル、業務フローの整備は必須です。
※RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション):事務作業などを自動処理するロボットのようなシステム
また部署内に多様な働き方のメンバーが増えることで、チーム方針の全体への浸透、情報共有、多様な勤務形態のメンバーの業務管理といったチームマネジメントが、今後、マネージャーに必須で求められる基礎マネジメントスキルとなっていくでしょう。
近年の部下コミュニケーションを円滑化するキーワードは「密度が高い」「個別対応」の2つですが、その両者に対応できるのが1対1面談(1on1)です。1対1面談は、1ヶ月に1回15~30分程度時間を取り、
・メンバーの特徴やスキル・経験・強み・課題を把握してキャリアサポートする
・相手の話を傾聴し困っていることにフィードバックすることで、メンタル不全やモチベーションの低下を防ぐ
・メンバーの健康状態や働く上での制約条件などのコンディションチェックを行い、メンバーの離職防止を行う
・目標や方向性を共有し、チームの一体感を醸成する
上記のようなチームマネジメントを行い、職場の環境改善を図ります。
確実に業務改善を実行し、成功させるためのスキルを習得する研修です。ご自身の組織における改善テーマを選び、ステップに沿って現状分析、真因追及、目標設定、対策立案などを行います。
チームマネジメントに焦点を当てた、リーダー層向けの研修です。「マネージャー」としての役割と、「リーダー」としての役割の両面から、チームマネジメントのあり方を実践的にお伝えします。
「そもそもマニュアルはどういうことのために作るのか」という、ねらいや目的をはっきりさせ、マニュアルの機能を確認し、対象者と形式と構成とを学んでいただく研修です。実際にマニュアル作成も実施します。
自部署やプロジェクトの属人化の課題を整理し、業務最適化のためのナレッジマネジメントをどのように実践していくのか、具体的に考えていただく研修です。
実際に面談をする管理職・リーダーが、1対1面談を交えた部下育成を行うために、部下の特徴・キャリア志向を把握するフレームワークを学ぶ研修です。
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