■資料の事前準備の徹底
1日の中で、複数の講師が研修を担当するときは、あわただしくなりがちです。通常なら犯さないようなミスが、つい出てしまう、ということがあります。講師が何人いてもミスなく運営できるよう、まずは、事前準備から確実にしておきましょう。
必ず前日までに配布資料のデータないしは原本を入手し、必要部数こちらで印刷準備をするようにしましょう。登壇する講師には、必ず前日までに資料を作成してもらえるように何度も念押しします。
■配布物をグループごとに分けておく
資料をグループごとの部数にまとめて、配布する順に並べて準備しておきます。そうすれば、当日はその塊をグループや列の先頭においていくだけの作業になります。
非常に単純ですが、このひと手間をかけるかかけないかは、講師入れ替わりがあった後の研修開始時間に大幅に影響を与えます。
■研修運営担当者の当日シミュレーション
講師が入れ替わる合間にみんなが効率よく動くためには、当日の動きをよく想定して、役割分担を明確にしておくことです。
例えば、講師案内役(来た講師を控え室へ通す、控え室から研修会場に案内する)や資料配布役、機材準備役、ホワイトボードまわり整備役など、その時にどんな作業が発生し、誰が何をするかまで決めておきます。
役割を決めるには、どのような作業が発生するかを漏れなく確認しておかなければなりません。そのためには、当日のシミュレーションが非常に効果的です。