海外HRニュース HRM News From Hong Kong
ヨーロッパ企業の幹部の賃上げ平均6.9%(HRコンサルティング会社による322社調査より)
2013年11月 1日
情報source SCMP
一般職の賃上げが平均2.5%に対して、幹部層の賃上げは平均6.9%。スペインとスイスが最も高く、北欧は抑え目。業界別では、製薬業界が最高で、保険業界と公共事業(電力・ガスなど)も高い一方、銀行は平均を下回った。
香港とシンガポールは世界一ビジネスしやすい地域(世界銀行 年度競争力調査より)
2013年11月 1日
情報source Channel News Asia
ニュージーランド3位、アメリカ4位、デンマーク5位。中国は96位にランクを落として、ロシアに抜かれた。
日本と韓国企業が残業削減に取り組む
2013年11月 1日
情報source HKET
ワークライフバランスの実現が効率と生産性を上げるという考えから、日本と韓国の企業が残業削減に取り組んでいる。日本の大企業の80%は水曜日をノー残業デーとしており、2004年の58%から増加している。
パフォーマンスマネージメントをさらに徹底することの重要性が高まる(HRコンサルタントによる調査より)
2013年11月 1日
情報source SCMP
アジア圏の94%の企業が業績給を導入。33%の企業は上司の「部下との対話能力」が部下のパフォーマンス向上に直結すると認識、36%の企業はマネージャーの部下管理能力に重きを置いている。32%の香港企業は公式のパフォーマンス評価面談を導入している(世界平均21%)。
情報セキュリティ人材の需要が増加(香港)。今後4年間は年間5,000人のセキュリティ専門人材が必要。(2012 Manpower Survey of the IT Sector より)
2013年11月 1日
情報source HKET
クラウドコンピューティングの発展により情報セキュリティ人材の需要が増加している。また、5-10年の勤務経験があるIT人材が最も求められている層である。
2014年、アジア20カ国の企業の賃上げは平均7%(HRコンサルティング会社による2,700社インタビュー調査より)
2013年11月 1日
情報source HKET
主な国別では、中国4.9%、ベトナム4.9%、香港4.5%、シンガポール4.5%。業界別では、製薬業界7.3%で最高、小売業界5.5%で最低。
記事へのコメント
2013年11月 2日
賃上げニュースから、アジアでもヨーロッパでも、製薬業界の賃上げ率が高いことがわかります。 香港に限定した調査ではありますが、ITセキュリティ専門家の需要も高まっています。 製薬、クラウド・セキュリティといった業界は、どの国でも人材獲得競争が激しいことを表しているようです。 また、アジア企業の3割は、企業のパフォーマンスはマネージャーの部下マネジメント能力と直結する、と認識しています。 部下マネジメント能力は、国によらず求められるマネージャーの能力になっています。 「人事評価はボーナス査定の道具である」という考え方をしていた企業も、 これからは「人事評価はパフォーマンスをあげるための部下マネジメントツールである」という考え方に変化していくのではないでしょうか。 Performance Evaluation (人事評価)の重要性、それを活用するマネージャーに求められるスキルはますます高まります。