海外HRニュース HRM News From Hong Kong
香港政府は海上•航空のトレーニング資金を提供
2013年12月11日
情報source HKET
香港政府は海上•航空のトレーニング資金を提供。
海上および航空産業にさらに多くの若者が従事するため、政府は1億HKドルのトレーニング基金の投資を計画。資金の一部は、既存トレーニング制度の強化や若者の専門資格の取得奨励金に使用される。
フレキシブルな労働スタイルは会社への忠誠心と生産性の向上に役立る(グローバルオフィスプロバイダによる調査より)
2013年12月9日
情報source SCMP
グローバルオフィスプロバイダによる調査結果は以下のとおり。
- 香港回答者の73%(世界平均75%)が、フレキシブルな労働スタイルは従業員の生産性を向上させる、フレキシブルな作業配分は創造性と時間管理を向上させると回答。
- 香港回答者の60%以上は、フレキシブルな勤務は意思決定の質とスピードの向上に有益だと回答。
- 香港回答者の34%は、遠隔作業を通じて、若手社員の責任感がより高くなる可能性があると回答。
- 香港回答者36%は週の半分を自宅やオフィスの外の場所で仕事をする。中国では53% 、シンガポール45% 、台湾46%。
- 香港回答者の58%は、研修を行うことで、遠隔で業務をする従業員の効果的な管理が実現できると回答。
訓練供給のミスマッチが人手不足につながる
2013年12月9日
情報source Apply Daily
Construction Site Workers General Unionは、訓練リ供給のミスマッチが建設業界の人材不足につながっていると述べた。人材ニーズの需要が正しく算定されないため、訓練コース参加者が必要なスキルを学んでも仕事を提供されていない。一方、必要以上に募集したコースの参加者は、仕事をえるまでに少なくとも2年間は待たなければならない。訓練に参加したすべての卒業生が相応しい仕事を見つけることができれば、人手不足が問題になることはありません。
駐在員に優しい都市ランキング、香港はアジアでの第8位(人事コンサルタント 世界400箇所の調査より)
2013年12月6日
情報source SCMP, HKET, Apple Daily
駐在員の都市ごとの平均生活費を調査(都市の平均生活費は、特定商品・サービスを米国ドルで計算したもので、宿泊費は含まれない)。
主要な調査結果は以下のとおり: アジアでは生活費が高い順に、1位東京、2位北京、3位名古屋、4位上海、5位横浜、6位ソウルとなった。 世界的には、香港では28位。シンガポールは30位。北京は21位から15位に上がった。上海は25位から18位に上がった。
従業員定着のために従業員価値を高める
2013年12月5日
情報source HKET
人材を確保・定着させるために、多くの組織が従業員の価値計画に着目している。人事部門は会社外部と内部の関係構築を担うようになってきいている。コミュニティ活動を開催することは企業の社会的責任、エンプロイー・エンゲージメント、会社ブランドを向上するための措置である。
記事へのコメント
2013年12月25日
リモートオフィス、在宅勤務、フレックスタイム。
皆さまの会社では導入されていますか。
世界75%がフレキシブルな労働スタイルは従業員の生産性を向上させると回答しました。
香港回答者の60%が、意思決定の質とスピードに有益だと回答しています。
フレキシブル労働を実現するためには何が必要でしょうか。
どこでも仕事ができる環境(ネットワーク、パソコン)というハード面と、仕事の定義、成果にもとづく評価 という文化面の両方が必要ではないでしょうか。
各々の仕事の範囲、役割を厳密に定義せず、少しあそびを残すことで社員それぞれがお互いにフォローしあえるのは日本企業の特徴のひとつだと思います。仕事の定義、評価をあまり厳密にせずに運用してきた文化から、フレキシブル労働を実現するためには、他国よりもハードルが高いかもしれません。
夜遅くまで残業している人が、あいつは最近頑張ってるな。
仕事を終えてさっと帰る人が、あいつはまだ余裕があるみたいだな。
というように、評価が時間と場所に縛られている感覚では、フレキシブル労働の実現は大変だと思います。
フレキシブル労働の実現が目的化してはならないと思いますが、多様な働き方を実現し、よい人材を確保・定着・活用するためには、必要な施策だと思います。
そして、その実現のためにはこれまで曖昧にしてきた(暗黙的な相互理解に頼って運用してきた)点をあらためて見直す、つまり、仕事の再定義、人事評価の運用再徹底が必要なのかもしれません。