Tamagawa Adventure Program (TAP)
 玉川アドベンチャープログラム (タップ)

アドベンチャー教育の哲学・手法を取り入れ、玉川学園の全人教育と統合した体験学習プログラムを、「TAP(タップ)」と言います。

体験学習プログラム「TAP」を扱う玉川大学TAPセンターは、玉川大学を含む学校法人玉川学園が教育の礎としている全人教育を時代のニーズに合わせ、その実践を担う施設として、2000(平成12)年4月に全人教育研究所の実践センターとして創設されました。
2003(平成15)年4月より、学術研究所のひとつのセンターとして実践と研究を両立する施設を経て、2015(平成27)年4月に新たに 「玉川大学TAPセンター」の名称になりました。
活動の中心は、学校教育・社会教育の中で人間関係と学習環境等について体験学習法を用いた多様なプログラムを提供することです。

玉川大学TAPセンターでは、日本においてアドベンチャー教育の理念と実践法に基づき、人と人が関わり学ぶ場において、お互いの成長を促すコミュニケーションスキルや信頼関係、共感力などの社会的な力と、個人の内面的な力を高め、それらの力が発揮される環境を創る人を支援できるリーダーを育成しています。

世界の「アドベンチャー教育」から、
 玉川学園の「TAP」へ

アドベンチャー教育は、教育哲学者Kurt Hahn(クルト・ハーン) が提唱し、世界中で実践されている人間教育を目指した教育です。
TAPは、Outward Bound(OB:アウトワードバウンド)の概念と実践方法を元に学校教育のために開発されたProject Adventure, Inc(PA:プロジェクトアドベンチャー) の手法を取り入れて作られたプログラムから始まりました。アメリカには、PAをはじめ体験教育を普及させ実践している団体が数多くあり、その中の多数が、Association for Experiential Education(AEE:体験教育学会) に所属し、独自の教育ネットワークを持っています。

玉川学園は、2005年に国際規模の私立学校連盟「Round Square(ラウンドスクエア)」に、日本初のメンバー校として認定されました。 毎年、高校生が、グローバル教育に参加し、世界各国の高校生との国際交流を行っています。「Round Square(ラウンドスクエア)」の6つの柱には、国際性、民主主義、環境、アドベンチャー、リーダーシップ、および、奉仕があります。

TAPは、このような世界中で行われているアドベンチャー教育を基盤に、玉川学園の教育に貢献しています。

※玉川大学TAPセンター ホームページより抜粋

TAPの要素「ローチャレンジコース」、
および「ハイチャレンジコース」の概要

ローチャレンジコースでは、低い位置に設置されたロープや丸太等を利用します。地上30cm~1m位の高さのロープや丸太などを使い、グループで課題を解決します。

ハイチャレンジコースでは、屋外に地上5m~12m位の高さに設備が作られています。このコースでの活動によって、協力や協働、共感、コミュニケーションを促進し、個人とグループの目標を達成します。

どちらのコースも、それぞれ複数の内容があります。
それらをすべてを行う訳ではなく、目的や達成したい内容に合わせてどこまで実施するかを、事前に打合せし、オリジナルにデザインしていきます。また、コースが設定されても、当日に受講者様個人個人の意思を尊重して、参加可否を確認しながら進めていきます。

チャレンジコース / アクティビティの例

イメージ図

写真解説

・パンパーポール(ハイチャレンジコース)
チャレンジへのモチベーションを高めることが基本です。

・ダングルデュオ(ハイチャレンジコース)
目標達成に向けては、パラダイムの転換が求められます。

・マルチバイントラバース(ローチャレンジコース)
この場面では、協力、協働、リーダーシップが試されます。

・テンショントラバース(ローチャレンジコース)
個人のチャレンジは、仲間にサポートされて最大限の力を発揮します。

・パンパーポール(ハイチャレンジコース)
支える他者があってこそ自力で成し遂げることが可能になります。

・クライミングウォール(ハイチャレンジコース)
高さ12mのウォールに挑戦する真髄は、個人の意思決定力と判断力を養うことです。

※玉川大学TAPセンター リーフレットより

なぜ、いま「TAP」なのか? 
 ~ 非日常の体験による学びとは

組織やチームでの問題や課題は、様々です。特に、リーダーシップと基本的なコミュニケーションの欠如(個人)や、信頼や尊重という組織文化の不足、マネージャー層全体での能力低下、人材育成計画での進捗の遅れなどがあるのではないでしょうか。そのような状況を改善するため、座学の研修等で学ぶことに加え、効果的な一押しが必要となる状況が、度々見受けられます。
そのように、「何かが足りない」と感じた場合には、個人と組織の両方の力を向上されるため、その「何か」を求め、協力し合える環境での体験学習「TAP」をお勧めしています。


体験によって得られるものは、多くあります。
TAPを受講することにより得られる「個人」と「チーム」の力を以下のとおり想定しながら、プログラムでは、ご要望の合わせてカリキュラムを個別に組み立てて提供しています。


【個人個人の力(=個々の成長)】
コミュニケーションや行動によって得られる個人能力を目指す
 創造力 ・ イノベーション力 ・ リーダーシップ力

【チームの力(=強い個人の集合体)】
チームビルディングや関係性の向上、マネジメント能力を目指す  コミュニティ形成力・チームマネジメント力・信頼関係構築力

これらの個人とチームの各種能力開発のため、非日常の体験を通じたTAPの体験教育手法(アドベンチャーメソッド)を使って解決していきましょう。「不確かなことに敢えて挑戦すること」で、学びの幅が広がり、新たな自分を創生し、能力として早く定着します。

なお、「T」「A」「P」には、以下の意味が込められています。

amagawa dventure rogram
・チームで協力し、人と支え合う体験学習を通じて、
 生きる力を身につける(玉川学園の全人教育の考え)
eachers s rofessionals
・教える専門性を発揮して、子供の可能性を促進する
tap
・ノックしてドアを開く(タップする)
・自己開示や自己発見を実践する


プランの例

プログラムは、様々な受講者様に対応しています。目的と受講者様を明確にし、導入とアイスブレイクの後は、屋外でローチャレンジコースに、さらにハイチャレンジコースに順次進んでいく内容です。
社会人向けに設定された主要プランは次の2種ですが、当初の目的や受講者様とメンバー構成等に従って個別に組み立てます。さらに、当日の受講者様の状況を確認しながら、最適な内容にアレンジ(微調整)していきます。

(新人・若手向け)「アドベンチャーセミナー」
~Tamagawa Adventure Programの詳細は、こちら

(管理職・中堅向け)「クリエイティブ・リーダーシップ」
~Tamagawa Adventure Programの詳細は、こちら

■指定会場(後述)での実施に限定
いずれのプランも、玉川大学内で専用の施設利用が前提です。
前述の「ローチャレンジコース」も「ハイチャレンジコース」も学外では他に施設がなく実施できないため、会場を玉川大学の施設に限定し開催しています。

体験会・施設見学(視察)

体験会の設定があれば、都度、日程等をご案内します。
体験会以外では、予約制で視察のための施設見学が可能です。
施設見学をご希望の場合は、インソースにご連絡ください。
学内では、玉川大学TAPセンターのメンバーがご案内します。


(人事ご担当者向け)「アドベンチャーセミナー体験会」
【終了】2024年TAP無料体験会 実施要綱は、こちらから


費用 (2024~2025年度)

■主なプランの受講費用

①1日プラン 社会人向け
 「アドベンチャーセミナー」「クリエイティブ・リーダーシップ」

▶プログラム料(基本料金: 6名様以上)
 440,000円(税込)/12名様まで、4時間超、最長7時間まで
 ※施設・設備利用料を含みます

▶人数加算料
  55,000円(税込)/追加12名様単位
 ※原則として12名様以内(同額)の単位で追加する料金です
 ※1回(日)あたりの最大受入人数を40名様としています
 ※人数が40名様を超える場合、別途ご相談ください
  (プログラム内、グループワークの変更等で調整可否を判断)

▶研修教材料 「図解 TAP」(玉川大学出版部)
 TAP受講団体様向け特別価格 1,584円(税込)/冊・1名様ごと
 ※受講団体の受講者様全員(人数分)に、教材料がかかります
 ※受講団体様以外の方のご購入は、定価 1,980円(税込)です
 ※後述の半日プランでは、教材を使用しません(購入不要) 

②半日プラン 社会人向け
 「アドベンチャーセミナー」 など

▶プログラム料(基本料金: 6名様以上)
 264,000円(税込)/12名様まで、最長4時間まで
 ※施設・設備利用料を含みます

▶人数加算料
  33,000円(税込)/追加12名様単位
 ※原則として12名様以内(同額)の単位で追加する料金です
 ※1回(日)あたりの最大受入人数を40名様としています
 ※人数が40名様を超える場合、別途ご相談ください
  (プログラム内、グループワークの変更等で調整可否を判断)

▶短時間のため、研修教材料なし
 ※半日プランでは、教材を使用しません(購入不要) 

③2日間プラン: 「①1日プラン」×2日連続 社会人向け
「アドベンチャーセミナー」 など

▶プログラム料(基本料金: 6名様以上)
 770,000円(税込)/12名様まで・2日間
 ※施設・設備利用料を含みます
 ※宿泊をご案内していないため、町田市内や近隣等で
  ご都合に合わせて事前にご手配ください

▶人数加算料
  別途ご相談ください

▶研修教材料 「図解 TAP」(玉川大学出版部)
 TAP受講団体様向け特別価格 1,584円(税込)/冊・1名様ごと
 ※受講団体の受講者様全員(人数分)に、教材料がかかります
 ※受講団体様以外の方のご購入は、定価 1,980円(税込)です

④その他
スポーツチーム・クラブや、プロのアスリート向け、学校教育関係者向け、ファミリー・キッズ向け等に合わせて、それぞれ内容や進行をアレンジできます。
 ※最少催行人員の条件は、「①1日プラン」と同等です

受講費用については、上記のとおり人数等の条件で積算すれば、お見積額を算出いただけます。ただ、3日間以上のプランなど上記に該当しない内容をご希望の場合は、「カスタムメイド研修」として調整のうえご案内します。受講目的や受講者の人数、実施日(実施時期)、実施日数、実施時間数をご提示くだされば、別途お見積りします。 まずは、ご相談ください。

※プログラム参加に伴うご宿泊についてご案内していないため、
 ご都合に合わせて、町田市内や近隣等で事前にご手配ください
※費用に昼食が含まれず、インソースでも手配していないため、
 昼食をご持参くださるか、玉川大学TAPセンターによる昼食の
 手配を依頼するなど、事前のご相談や確認をお勧めします
 (開催日当日の注文は手配不可のため、ご注意ください)

指定会場

■玉川大学
〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
・最寄駅: 小田急線「玉川学園前」駅(南口
・行き方: 駅の南口から線路沿いに徒歩約8分で大学の南口
 <ご注意> 駅の南口から徒歩でお越しください。
 ※駅の北口は、キャンパスの正門に近いルートですが、
  キャンパス内のTAPセンターから場所が離れています

玉川学園(全体)へのアクセス図(外部サイト)


玉川学園キャンパスの南口(外部サイト)
 ※「玉川学園前」駅から線路南側に沿って、徒歩で移動

プログラムは、玉川大学キャンパス内で開催します。
会場が東京都町田市にあるため、遠方からご参加の場合は、旅程や宿泊(前泊、後泊)要否を事前にご確認ください。


屋内では、TAPホール(小体育館)を利用します。
屋外では、大学キャンパス内で各チャレンジコースの施設がある場所までご案内のうえ、一緒に移動します。
当日が雨天の場合も、原則、雨具を着用して屋外で実施します。ただし、荒天時は、大学側の判断により一時的な退避や屋内のプログラムへの内容変更など、適宜対応します。


プログラム実施日程

■日程の確保
実施日のご希望と、プランまたは達成目的もお知らせください。
日程の設定では、事前に空き状況等を元に開催可否を確認します。
日程の仮押さえについては、ご相談ください。土日祝日等の休務日(後述)を除く平日に、ほぼ通年で開催が可能です。
申込状況(他の受講団体様との重複等)により開催できない日程があるため、ご希望に合わせた日程確保のためにも、お早目にご連絡ください。

▼休務日
大学を含め学園全体が休務日となる日程は、原則として、開講していません。休務日に開催する必要がある等の特別な事情がある場合も、早めにご相談ください。

▶通年の休務日
 土曜日、日曜日、および祝祭日

▶その他の休務日
 学校法人玉川学園・玉川大学の行事等に伴う一斉休暇(単発)、
 長期休務の日程、等
<2025年度の長期休務日>
夏季: 8月23日(土)  ~  8月31日(日)
冬季:12月25日(木)~2026年1月4日(日)
<2026年度の長期休務日>
2026年2月頃を目処に、年間のスケジュールが確定される予定


事前準備、保険、申込と締切

■事前打合せ(必須)、準備
プログラムの内容については、事前の打合せでのご意向を踏まえて、TAPセンターが調整し準備します。
実施の目的に合わせて効果を出すよう進行させるため、内容の調整を事前の打合せ(必須)にて双方で話し合います。当日の体調不良等のやむを得ない事情がある場合や、講師陣(ファシリテーター)の判断を除き、全体の進行や学習効果に影響を出さないため、当日の急な変更のご要望はお受けしていません。
プログラムの内容について、条件等のご要望がある場合は、事前の打合せ(必須)で具体的にご相談くださいますようお願いします。
日程と実施内容の詳細(カリキュラム)の調整を個別の打合せで検討し、双方で確認し合い、当日はその流れで進めていきます。

■会場への持ち込み、服装、貴重品管理
・終日で参加(昼休み時間あり)の場合、昼食をお持ちください。
・雨天の可能性がある場合、雨具(カッパ *1)もご準備ください。
 *1 上下セパレート型の雨具を推奨
・動きやすい服装(長袖・長ズボンを推奨)、および、
 滑りにくい運動靴をご準備ください。
・1日プランの場合は昼休憩をとるため、昼食をお持ちください。
 ※TAPホール内で昼食をとれます
 ※昼食の注文は、事前にご相談ください
・TAPホール内の更衣室に、小型のロッカー(*2)があります。
 *2(ご注意)個々のロッカーには、カギがありません
・屋外活動中は、TAPホール内でお持ちの貴重品を保管できます。
 ※全員が屋外に退室後、TAPセンターにてホール全体を施錠

■保険
大学内の施設利用による万が一の怪我等に備え、学園が保険料を負担し、独自に傷害保険に加入します。保険金額等の情報は、お申込前に、別途学園から直接案内します。
プログラムでは、屋外での活動中に体調不良となる場合が想定されることから、参加される方は、念のため健康保険証をご持参ください。
なお、健康保険証のご持参に関しては、プログラム中を含め自己管理の徹底をお願いいたします。

■申込のタイミング、締切の設定
プログラム開催予定日(初日)の35日(5週間)以上前までに、インソース宛にお申し込みください。
玉川大学TAPセンターでは、1カ月以上前から手配を始めるため、締切を設定しています。そのためにも、日程に余裕を持ってご検討をお願いします。

お問合せ方法

プログラムをご検討の方は、お問合せ内容記入欄に、「玉川アドベンチャープログラム」とご入力のうえ、お問い合わせください。

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