イノベーション
量子力学の世界的権威である物理学者が、対話の意義とその効果を今後の組織、社会の改善に活用すべきと説いている。 本書では、対話がダイバーシティ社会の中で、新しいものを生み出すために有効なコミュニケーションの手法であることが述べられている。 コミュニケーションは、相手とのやり取りの中で、お互いに意味を共有することである。 そうしたコミュニケーションで新しいものが創造されるのは、人々が偏見を持たず、互いに影響を与えようとすることもなく、また、相手の話に自由に耳を傾けられる場合に限られるが、その状態を作り出すのが「対話」である。
書籍情報
デヴィッド・ボーム著・金井真弓訳
『ダイアローグ~対立から共生へ、議論から対話へ』
(英治出版、2007年)
対話は、リーダーを置かず、何の制約も課さず、お互いに様々な意見をぶつけあうことである。 対話をする上では、出てきた意見に対して、評価を下さず、反論もせず、その意見を自分で受け入れる姿勢が重要である。 その点で議論をして白黒をつけるディスカッションとは異なるものである。 対話の効用は、やりとりの中で、お互いに自分が持っていない考えに触れて影響を受け、考えの幅を広げたり、新しい考えや気付きが自分の中で想起されることにある。
人は何か行動して「経験」することによってそれが「記憶」に残り、その「記憶」を整理したり、有機的に組み合わせることで「記憶」が「知識」となる。 「知識」は実践することで自分の中で咀嚼され、身体化されて「スキル」となる(知っているだけから、できるようになる変化)。 このような成長は、基本的には自分一人で行うものではあるが、対話によって様々な相手の記憶を自分の中に取り組むことで、新しい考え方やアイデア(知識)を効果的に生み出すことができる。 さらにその知識を実践することで、新しいスキルを身につけ、行動の質を高めることができる。
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