海外HRニュース HRM News From Hong Kong
中間管理層のストレス原因(HKIVE&HKGSCMBによる300人の調査より)
2013年11月25日
情報source HKET
ストレスレベル10段階のうち(レベル10=とても強いストレスを感じる)、中間管理層の55%が8以上を選択。ストレスの原因で多かったのは、「部下のパフォーマンスが低い(77%)」、「部下の勤務態度(69%)」と「上司との関係・コミュニケーション(42%)」。
グーグルの人材を惹きつけ、確保する5つの方法
2013年11月25日
情報source HKET
グーグルは人材を惹きつけ、確保するために、いくつかの対策を実施している。
1.すべての従業員に会社のミッションを明確にする。2.親が子どもの仕事をより理解するために仕事参観を開催。3.透明性を高めCEOが毎週会社の最新情報を発表。4.部下の意見を理解するために従業員の意識調査を実施(3人以上の部下を持つ管理職は詳細な調査報告書を受け取ることになる)。5.女性の仕事復帰のために米国と日本では20週間のインターンシップを実施。
経営陣の一員になるための、女性の苦闘(エグゼクティブサーチ会社による調査より)
2013年11月25日
情報source HKET
多くの女性がキャリアアップにおけるガラスの天井に直面している。本人が自分の知識や能力に自信を持てていないことが原因になっている可能性がある。
University of HK School of Business and Economicsのプログラムディレクターは、昇進を求める女性のためのいくつかのアドバイスを提供。
1.役員会の経営と様々の委員会の機能を理解する。2.昇進パスと関連部署を理解する。3.個人の貢献や能力に自信を持つ、面談で自信を示す。4.女性の上級幹部間のサポートネットワークを設立する。
2013年標準労働時間調査結果(HK Institute of Human Resource Management による 2013 Standard Working Hours Surveyより(157社対象))
2013年11月25日
情報source HKEJ, HKET
香港での標準労働時間の立法について、賛成29%、反対36%。賛成の理由で多かったのは、「より良いワーク・ライフ・バランスの実現(93%)」、「健康問題や医療費の低減(70%)」と「従業員のモチベーションとパフォーマンス向上(67%)」。一方、反対の理由で多かったのは、「労働・運営コストの増加と香港の競争力低下(81%)」、「一部の職位の勤務時間を規定することの困難さ(81%)」、「良いワーク・ライフ・バランスを確保する唯一/最善の方法ではない(79%)」。
学生に適した都市ランキング 香港の順位が上昇、アジアトップはシンガポール(QS Best Student Cities list による)
2013年11月25日
情報source HKET, Ming Pao Daily, SCMP
最新リストによると、香港は12位上昇して7位になったが、アジアトップのシンガポールには及ばなかった。このリストは次の5つの基準で評価された:大学ランキング、学生の交流、生活品質、雇用者の学生採用活動、生活費の負担。ランク1位はパリ、2位はロンドン。
記事へのコメント
2013年11月30日
中間管理層の悩みは何でしょうか? 日本ではこの質問に対して、「部下の指導・育成」が上位に挙がってきます。 さて、香港の中間管理層の悩みの1位は、「部下のパフォーマンスが低い(原文は"poor performance of sub-ordinates")」でした。表現の仕方がストレートですね。
部下に悩んでいるという、中間管理職像は共通ですが、その捉え方が違います。
部下を指導・育成することも自らの役割と考えているか(日本)、スキルアップは自己責任(何より成果をあげよ)と考えるか(香港)、という仕事文化の違いが見えました。
グーグルの人材を惹きつけ確保する5つの方法が紹介されていましたが、特にユニークだと思ったのは「親による仕事参観」。
「モンスターペアレンツ対策?」と直感的に思ってしまいましたが、そうではありませんでした。 家族の理解を得ることでより仕事に打ち込んでもらう、というねらいによって行われたものです。そういう方法もあるか、と新しい試みに驚き。 この方法の良し悪しは賛否わかれると思いますが、「家族にも見てもらいたいような職場で働いている」と社員に誇りをもってもらうことは大切ですね。