インソース・ビジネスレポート
グローバル・タレント育成のためのフィリピン活用について
正確な統計がない中でのあくまでも推測になるが、現在の日本と韓国における人口と、年間のフィリピン留学者数を比較すると下表のようになるといわれている。
人口 | フィリピン留学者数 (年間) |
|
---|---|---|
日本 | 1億26百万人 | 2万人 |
韓国 | 5千万人 | 10万人 |
この表を見て分かるように、日本は韓国と比べると人口は2.5倍、留学者数は5分の1程度であり、人口から単純比較すると、年間25万人くらいのフィリピン留学市場が日本にあっても不思議ではないということになる。
しかし、日本で韓国のような英語学習への本格的な需要が喚起されるか否かは、現時点では未知数である。昨年末、日本国内の英語学習塾において、大々的な広告を打ったにもかかわらず、生徒数確保がかんばしくないことが報じられたことは記憶に新しい。この状況からは、英語教育熱は一部に限られていると考えるべきだろう。
幸か不幸か、日本は韓国の1997年末のような状況を、いまだに経験せずに済んでいる。もちろん、アベノミクスの展開次第では、財政再建に失敗する可能性もあり予断を許さないが、現時点の日本国内における危機感は一部に限定されていると思われる。こうした環境下では、韓国のように国を挙げて英語を学びに行こうとするインセンティブ自体が生まれてこないのかもしれない。
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