地政学的なグローバルサプライチェーンの混乱、国内で深刻化する一方の人材不足、物流における2024年問題、あるいはCO2排出削減等の環境問題…。今日、多くの製造業は、まさしく“VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧さ)”という言葉がピタリと当てはまる、極めて不透明な環境に取り囲まれています。
一方、生産管理システムの老朽化、ERPなどの保守切れに伴うシステム刷新の困難さが、不透明性を一層高めています。最新のERPシステムに更新または新規導入したものの、うまく使いこなせずに部材調達や生産手配で現場が混乱しているといったケースが、企業規模や業態に関係なく目立っています。このことは工場など生産現場に留まらず、情報システム部門や、製造業にシステムを提供するIT企業においても、極めて大きな問題でしょう。
ではどうすればいいでしょうか?
答えはズバリ、VUCAの時代における生産管理およびSCMのあるべき姿を改めて理解・認識し、理論武装することです。そこで生産管理システムに関する数多くのコンサルティング実績を有し、著書も多い(*注)本間峰一氏を講師に招聘。MRP/MES/ERPなどの本質や日本で多い製番管理との融合などについて、理論から実践に至るノウハウを演習を交えて講義いただきます。