教員90万人の研修運用のため、大型利用に最適化されたLeafを導入
事例概要
goal
目的
- 教員向けの研修コンテンツの整理、研修実施を円滑に行えるプラットフォームを導入したい
- 全国で勤務する90万人の教員の研修履歴を管理し、研修運用に活用したい
- 研修受講後、到達目標に対する成果の見える化まで行いたい
problem
課題
- 全国で勤務する90万人もの教員が利用するため、大規模運用でも安定稼働することが必須条件
- 教員のプラットフォーム利用を促進するため、シンプルな操作性が求められる
- 教育機関が都道府県単位、市町村単位などで細かく分かれており、組織構造に応じた権限設定ができるか懸念
feature
解決の
しくみ
- 安定稼働はもちろん、通信負荷に応じてサーバーの稼働状況を自動調整するなど、運用コストの大幅削減も可能
- システムの操作に慣れていなくても、PC/スマホでかんたんに研修・動画を受講でき、使いやすい
- 複雑な権限設定をすべて要望通りに実装。情報保護の観点から、管轄の教員の情報のみを閲覧可能に
- 育成指標に基づいた教員のスキル分析を自動で行うことができ、それをもとに学校管理者とより深い面談ができる
事例詳細~Success Story~
課題
~problem
当組織では、全国で勤務する90万人の教員が利用できる、学習プラットフォームの導入を検討していました。背景にあったのは、教員免許更新制の解消です。教員の研修履歴を記録し、その履歴に基づいて教員の資質向上に関する指導を行うことが、教育委員会に対して義務づけられました。都道府県や市町村の教育委員会、教育機関が主体となって教育を企画・運用し、教員はプラットフォーム上で研修の申込、オンデマンド研修の参加、研修課題・確認テスト・アンケートの回答などができる環境を整える必要がありました。
システム開発の業者選定に当たり、注目したのは下記のポイントです。
①大型運用の実績が豊富にあり、システムが安定して稼働するか
大人数に対し快適な教育環境を提供するためには、安定的な稼働実績が必要不可欠です。過去の運用実績有無はもちろん、安定稼働を実現するための機能要件を満たしているかを重視しました。
②教員、教育委員会にとって、使いやすいシステムか
教育管理システム導入が初めての取り組みなので、誰にでも馴染みやすい分かりやすいUIであることは大前提です。また教育実施期間は、膨大な研修・受講者のデータを扱うことになります。データを管理するだけでなく、データに基づいて適切な教育機会を提供し、スキルアップにつなげることがゴールのため、受講履歴を効率的に管理・活用できるしくみがあるかも重視しました。
③教育機関ならではの複雑な組織構造を踏まえた、システム構築が可能か
都道府県に配置されている教育委員会、さらにその配下に市町村教育委員会があるという組織構造になっています。その中にも、管轄するエリアの学校教員のみ管理する地区ごとの教育事務所、小中学校の教育を管理する義務教育課など細かく分類されており、それぞれが教育管理を行うため、権限設定が必ず必要です。柔軟に対応できる業者であることが条件でした。
解決のしくみ
~feature
複数のベンダーから提案がありましたが、価格面、技術面で評価すると、インソースの提案が最も優れていました。
まず、大型運用の実績について、Leafはアクティブユーザー250万人が常時利用している日本最大級規模のLMSで、他社を圧倒する利用実績を誇ります。リリース以来停止実績0件という抜群の安定性も併せ持っており、大型利用に最適化されたシステム構成・サーバーの構築のノウハウがあります。
特に、運用コストを抑える秘策が響きました。サーバーの多重化により、大量のアクセス集中に耐える環境構築を行うとともに、アクセスの増加に応じて稼働サーバーの台数を自動調整する「オートスケーリング」をすることで、コストを最小限に抑えることができます。また、インソースの独自技術で、動画・スライド教材をLeafにアップロードするだけで、ファイルを格段に軽量化できる機能があります。容量が圧縮されることで、回線負荷を大幅に下げることも可能です。大規模利用でもコストを抑えて運用できるイメージが湧きました。
次に操作性について、LeafはPC・スマホなど手持ちのデバイスでログインでき、操作はクリックが基本です。受講者も1クリックで動画・資料を閲覧したり、資料ダウンロードしたりできるため、受講者も迷わず使えるシステムでした。膨大なデータの管理をどうするかも懸念していましたが、データのメンテナンスを自動化する連携機能があり、効率的な管理ができそうでした。年度末・年度初めなど異動が多い時期も、各教育委員会が配下の組織編成や統廃合に応じて、かんたんにメンテナンスができます。Leafであれば、データの連携を格段に効率化でき、運用上負担にならないことが分かりました。
そして、複雑な組織構造でも、それぞれ教育制度にのっとった運用ができるかという観点もクリアしていました。
教員、学校管理職、教育委員会、教育委員会の研修主催者、システム管理者など、全ての関係者の権限を作成し、管轄する教育を管理できます。教育委員会は、各都道府県の職務研修に沿った教育育成指標を設定する、システム管理者は、全国共通の自主研修に沿ったテーマを設定するなど、研修の実施機関が異なっていても、同じプラットフォームで教育を実施できることも魅力でした。
以上の理由から、Leafが理想に近い教育プラットフォームになると確信でき、導入を決断しました。
決め手になった機能
「.mp4」「.wmv」などの動画ファイルや「.pdf」「.pptx」といった資料データをHTML形式にすることで、ファイルを軽量化し、再生時のサーバー・回線の負荷を大幅に削減することができます。
数十万人の同時利用を想定されている場合は、アクセスが集中してもびくともしない「貸し切りプラン」がおすすめです。
どんなデータベースともデータを自動連携できるオプションがあり、データ管理・更新作業を自動化できます。
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