多くの企業で企業グループにおける内部統制システムが整備されていますが、内部統制システムは、一度整備すれば済 むものではなく、運用実態や会社を取り巻く環境の変化を踏まえて改善を重ねていく必要があります。内部統制は、CG コードでも言及されているほか、本年 6 月 28 日に経済産業省から公表された「グループ・ガバナンス・システムに関す る実務指針」(グループガイドライン)では、内部統制システムについて、不正防止やコンプライアンスにとどまらず、 「事業戦略の確実な執行のための仕組み」として捉え直すことの重要性が指摘されており、そのような視点も踏まえ、実 効的なグループ内部統制システムの整備・運営の在り方を検討することが重要です。 本セミナーでは、内部統制システムの整備に関する規律を整理した上で、グループ管理モデル規程や他社の開示事例を 用いながら、グループ内部統制の整備・運営や運用状況の開示に関する留意点を解説します。