コーポレートガバナンス・コードが上場会社に対して適用されて 2017 年で 3 年目を迎えており、多くの上場会社において、CG コードへの対応が進められています。 他方で、2017 年に入ってからも、3 月に経済産業省により「コーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針」(CGS ガイドライン)が策定・公表され、また、10 月から金融庁の「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」が再開され、コーポレートガバナンス改革の進捗状況等が議論されています。このように、上場会社は、引き続き、コーポレートガバナンスの強化・改革に向けて取り組むことが求められています。そして、この強化・改革においては、その担い手である取締役会がその機能を実効的に果たすとともに、これを果たしているかどうかの継続的な検証、すなわち、取締役会評価を行い、それを実際の取締役会の運営に活かすことが肝要です。そこで、本セミナーでは、実効性を確保して取締役会を運営するに当たってのポイントや取締役会評価の実務上の工夫について、取締役会評価の結果の開示例も参考にしながら解説します。