経済産業省によって 2017 年 3 月 31 日に公表されたコーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針(CGS ガイ
ドライン)が、2018 年 9 月 28 日に改訂され、後継者計画の策定・運用などの重要な実務対応事項についての提言が追加
されました。CGS ガイドラインでは、取締役会による経営戦略上の意思決定機能と経営に対する監督機能を強化すべきこ
とが強調され、そのための具体的な施策として、取締役会の役割論に遡って取締役会の付議事項を見直すべきことや、社
外取締役の有効活用を進めること、取締役の指名・報酬の在り方を見直すこと、後継者計画の策定・運用のあり方などが
詳細かつ具体的な対応策とともに提言されています。
CGS ガイドラインはコーポレート・ガバナンスにかかわるこれからの重要テーマを幅広く取り上げており、2018 年 6
月に改訂されたコーポレートガバナンス・コードへの対応にも関係します。そこで本セミナーでは、CGS ガイドラインの
提示する指針を踏まえた具体的な実務対応の方法について解説いたします。