海外M&A検討においてバリュエーションは、常に悩ましい検討事項の一つです。米国あるいは欧州主要国 の企業であれば、評価アプローチは本邦企業の場合と変わらないですが、新興国企業の場合、同じアプローチ が通用しないケースも少なくありません。データの信憑性、評価上参照すべき倍率、割引率の推定、社会経済 そのもののリスクの考慮の仕方等々、実務上の問題が登場します。また、近時は、会計的な観点からも取得時 の評価が検証される傾向にあります。 本セミナーでは、実務で問題となる課題を整理し、新興国企業(特にアジア)の評価を中心に、評価技法の 選択、倍率法、DCF 法における実務上の留意点、カントリーリスクについての考え方、計算例について海外M &A評価の実務の視点を交えて解説いたします。