公正取引委員会は、中小企業等に不利益を与える下請法違反や優越的地位の濫用を厳しく取り締まっています。下請法に ついては,平成 28年度の注意件数が過去最多を更新しました。また、優越的地位の濫用については,数十億円にも及ぶ課徴金納付命令が出された事例があります。このような状況の中、公取委は、平成 28 年 12 月に下請法運用基準を改正するなどしました。改正運用基準では、違反とされる事例の数が倍増されるなど、当局の厳しい姿勢が鮮明に示されています。そこで、本セミナーでは、公正取引委員会勤務経験を持つ講師が、摘発強化の流れや公正取引委員会の実務を踏まえ、企業の各種発注業務等において留意すべき下請法と優越的地位の濫用の内容を横断的に解説し、企業がとるべき対応を示します。