有価証券報告書等の開示書類の作成にあたっては、相次ぐルール改正への対応と長時間労働削減に向けた対策等が求められる中、書類のチェックに十分な時間・リソースを割けない企業も多いと思います。その結果、有価証券報告書の訂正報告書を提出している上場企業は、毎年、数百社にのぼります。
有価証券報告書の訂正報告書の事例を見ますと、間違えやすい開示項目や添付書類に関する誤り等、いくつかの傾向が見受けられます。これら訂正事例が多い開示項目とその内容、留意すべきポイントを事前に把握しておくことで、訂正報告書を提出しなければならない事態を少しでも軽減できると思います。
本セミナーでは、アウトソーシングという形で訂正報告書の作成支援経験を持つスペシャリスト(公認会計士)が登壇し、最近の訂正報告書の事例とその傾向について紹介し、有価証券報告書作成にあたって留意すべきポイントを明らかにします。また、万が一、訂正報告書を提出しなければならなくなった事態に備え、訂正報告書提出に関するルール・関連法規制や、不適正な会計処理が発覚した場合の実務対応等について解説します。