セミナーの趣旨
令和 2 年度税制改正の最大の目玉である連結納税制度の見直しについては、現行の「一体申告方式」から「個別申告方式」に移行することを基本として、損益通算、欠損金の通算、研究開発税制、外国税額控除、受取配当金の益金不算入等のグループ調整計算の見直しを行い、開始・加入時の時価評価と繰越欠損金の取扱いについて、組織再編税制と同様の要件と利用制限が生じる取扱いに見直されることになりました。そして、制度名称も「連結納税制度」から「グループ通算制度」に変更されることになりました。
このグループ通算制度の創設によって、すでに連結納税制度を採用している企業は現行制度と新制度の比較検討を行う必要があり、現在、連結納税制度を採用していない企業も新たにグループ通算制度の採用の検討が必要になります。
そのため、今回の見直しは企業グループに大きな影響を与えることになります。 以上より、本講座では、グループ通算制度について、制度の概要、現行制度との相違点、単体納税との相違点、新制度への移行と新規採用の留意点について、解説したいと思います。
(セミナーのポイント)
① 連結納税制度の見直しとグループ通算制度の概要について、短時間で簡潔にポイントを解説するセミナーです。
② グループ通算制度について、連結納税制度、単体納税制度と比較しながら解説していきます。