【公開講座】基礎から学ぶ著作権法の知識と実務対応

著作権法は、いわゆるコンテンツ業界の企業にとっては、主力業務に直結する重要な法律ですが、そうでない企業にとっても、実は大変身近な法律であり、好むと好まざるとを問わず、様々な日常業務に密接に関係する法律です。そして、デジタル・ネット時代の中で、著作権を巡るトラブルは後を絶ちません。こうしたトラブルの多くは、従業員が著作権法の基本的な知識を持っていれば回避できるものです。 他方、著作権法は毎年のように改正される複雑な法律であり、また、身近な法律であるがゆえに誤った理解がされていたり、分かったつもりになっていたりすることも少なくありません。 本セミナーでは、著作権法の基本を豊富な具体例やトラブル事例等と共に分かりやすく説明するとともに、著作権トラブルを回避するための効果的な方策につき、すぐに役立つ実践的な解説を行います。 また、著作権法にナーバスになるあまり、本来自由にできるはずの行動が委縮してしまうことのないよう、「著作権法とうまく付き合っていくためのコツ」についても考えてみたいと思います。 著作権法の基本を学びたい方だけでなく、社内研修を担当される方にも参考になるセミナーです。

①法務・総務部門の担当役員・管理者・実務担当者（特に社内研修を担当される方）
②その他著作権に関わる業務に携わる方
※講師と同業の方につきましては、お申込みをご遠慮いただいております。

• １．著作権法の基本
  （１）「著作権」とはどんな権利か
  （２）「著作権」の対象となる「著作物」とは何か
  　～世界は著作物で溢れている！～
  （３）「著作権」を持つのは誰か
  （４）無断でやると著作権侵害になるのはどんな行為か
  　～安易なパクりは危険！～
  （５）「著作権」はいつまで保護されるのか
  （６）例外的に無断利用できるのはどんな場合か
  （７）著作権侵害をするとどうなるか
  （８）他人の著作物を適法に利用する方法
• ２．ケーススタディ～日常業務と著作権～
  （１）会議資料／プレゼン資料等
  （２）オンライン会議／テレワーク等
  （３）フリー素材、電子書籍、データベース等
  （４）ＳＮＳ利活用時の留意点
  （５）コンテンツ作成時の留意点
• ３．近時の重要改正と今後の改正動向
  （１）「柔軟な権利制限規定」と新規ビジネス
  （２）新型コロナウイルスと著作権
  （３）今後改正が予想される事項
• ４．著作権に関する契約のポイント
  （１）契約書作成の重要性
  （２）ユーザーコンテンツの取扱い
  　～法務的な模範解答＝正解とは限らない～
• ５．侵害発生時の対応ポイント
  （１）侵害をしてしまった場合
  （２）侵害をされた場合
• ６．まとめに代えて
  　～著作権とうまく付き合うヒント、望ましい社内体制～
• ※ 講義項目の変更があり得ますので、予めご承知おき下さい。

弁護士　池村 聡 氏

弁護士／三浦法律事務所 パートナー

1999年早稲田大学法学部卒業。2001年マックス法律事務所（現：森・濱田松本法律事務所）入所。2009年1月～2012年6月まで文化庁長官官房著作権課著作権調査官（平成21年・同24年著作権法改正等を担当）。2019年三浦法律事務所開設。 知的財産関連法務、IT関連法務、エンターテインメント法務を得意分野とする。文化審議会著作権分科会法制度小委員会委員として、著作権法改正の審議にも関与している。セミナー講師を数多くつとめ、豊富な実例を示しながらの歯切れ良くユーモラスな解説には定評がある。「著作権法コンメンタール別冊平成21年改正解説」（勁草書房、2010年）、「著作権法コンメンタール別冊平成24年改正解説」（勁草書房、2013年、共著）、「インターネットビジネスの著作権とルール」（CRIC、2014年、共著）、「はじめての著作権法」（日経文庫、2018年）を始め執筆多数。

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