社内で作成した動画教材を国内外の
従業員に配信する仕組みを構築

課題

～problem

当社は、全国に拠点があり、スタッフや派遣社員を含むと6,000名規模の会社です。
全従業員の教育を体系立てて実施していますが、Leaf導入前は多くの課題を抱えていました。
まず、外部講師を招いたセミナーや社長登壇の講演会は、どうしても東京近郊で開催することが多く、他の拠点の社員や派遣社員は場所的・勤務時間的に制約があるため参加しづらい状況が続いていました。そのため、打開策としてセミナーをハンディカメラで撮影して教材化し、自由に見てもらえる仕組みを実現することをイメージしていました。
動画教育がメインの運用をイメージしていたので、どんどん教材をアップしてアーカイブを充実させされるLMSを検討していたのですが、巷のLMSはアップできる動画の本数やデータ量に上限があり、オーバーしたら追加課金でコストが膨らむことは避けられません。大規模運用で運用することを考えると、やはり高コストになってしまうのがネックになっていました。

また、国内外を問わず全従業員に平等な教育環境を整えることも重要でした。業務の都合上、どうしてもネットワーク環境や設定が一部異なる拠点があるので、社外ネットワーク環境で一律にアクセスできることも条件の一つでした。加えて、労働派遣法の改正により、派遣社員を含む全従業員の教育記録をきっちりと取って管理する必要もあったので、その機能も標準整備しているものが理想でした。

さらに、人事データの管理の観点でも、かねてから悩んでいたことがありました。
毎月、数千名の社員情報を加工して登録・更新する作業があります。しかし、社内に複数の社員情報管理システムがあり、Aのシステムからメールアドレスを、Bのシステムから社員情報を、Cのシステムから上司情報を…と、情報を参照してつぎはぎする必要がありました。メンテナンスに手間がかかるうえに、必ず定期的に発生する業務なので、システムを切り替えるなら従業員情報の管理もカンタンにできることも、重要視していました。