今度、私たちの市でシンポジウムがあり、海外から多くの関係者が当市に訪れる予定です。また、今後、外国人観光客の訪問も増えることが見込まれることから、外国人観光客・訪問客へのおもてなしの方法を学べる研修を探しています。受講予定人数は20名くらいですが、市の職員だけではなく、ボランティアの方々がお迎えしますので、どのような研修が良いか、ご提案いただければと思います。
外国人観光客へのおもてなしの方法を教えてほしいです。
インソース担当者から
このたびはお問い合わせくださり、ありがとうございます。
今回は、外国人観光客への接し方について、市の職員・ボランティアメンバーにオススメの3つのステップをご提案させていただきます。おそらくいただいたお問合せにピンポイントでお応えするのはSTEP2ですが、まずはSTEP1からお読みください。
◆STEP1:まず、市を訪れる外国人観光客にどうなってもらいたいのかを考える
市役所としての観光客への対応を考える際には、是非、2つの切り口で考えることをお薦めします。
1つは、外国人観光客に向けて、当市をどのようにアピールしていくかを考えることです。「市のブランディング」にも似ているかもしれません。市のどのスポットを訪ねてほしいのか、市のどんな風物を楽しんでもらいたいのか、市のどんな産物をお土産にしてほしいのか、などを考えていくことは、それ自体が楽しく、職員やボランティアメンバーのコミュニケーションの活性化にもつながります。
もう1つは、外国人観光客が抱きやすい悩みを想定し、洗い出し、それに対する策を講じていくことです。外国人が不便を感じることは何か、困ることは何か、それらを事前にできる限り洗い出し、実際に外国人観光客を迎え入れる事前準備に活かすことが大切です。それは語学の面での課題になるかもしれませんし、ちょっとしたローカルの常識が外国人には分かりにくいものとして映るかもしれません。
また、ひょっとするとボランティアメンバーの強みによって解決できる課題かもしれません。お互いに関係者同士が強みを知っておくことも大切です。
■【ワークショップ】地方創生の柱 ~DMO/観光地経営とは
■【ワークショップ】シティプロモーション
■【派遣】公共マーケティング研修 「地域の特性」を活かすプロモーション編(2日間)
■【ご紹介】行政向け政策立案能力向上研修のご紹介
◆STEP2:外国人観光客に接するうえでの心構えを確認する
いよいよ外国人観光客をお迎えする際には、職員もボランティアメンバーも、同じ心構えを持っておくことが必要です。外国人観光客が一番困ってしまうのは、何かを尋ねたり、訊こうと思ったりした際に「私は分からないので」「私は英語が話せないので」と日本人が逃げてしまうことです。
「完璧ではないけど、やってみます」という前向きな姿勢と、困っていることを助けたいというホスピタリティのマインドが大切です。また、最低限の案内ができるよう、定番フレーズやコミュニケーションツールを共有しておくこともオススメです。
■【派遣】訪日外国人観光客への応対力向上研修(半日間)
◆STEP3:語学の壁を乗り越える
アジアからの旅行客が増加している現状がありますが、やはり全世界の共通語といえば「英語」です。インソースでは英語力を身につけるための研修について、「カタカナ英語で対応してみる」という高すぎない目標を設定し、お客さまの業界や業種に必要な「定番フレーズ」を自信をもって言えるようになる研修プログラムをご準備しています。まずは「勇気を出して、英語で話しかけてみる」という心構えと最初の第一歩を学んでいただきます。
■【派遣】英語対応研修 カタカナ英語で対応してみる編(半日間)
お客さま対応スキル・レベルアップの研修としては以下のような研修サービスもございます。
ご参考になれば幸いです。
■CS・接遇研修 日本のおもてなし編(1日間)
■インバウンド対応研修 商業施設向け編(半日間)
■クレーム対応研修 外国人からのクレームに対応する編(1日間)
まとめ
外国人観光客への対応力強化は、今後もニーズが高まるものだと考えています。前向き、かつ、楽しみながら、観光にいらしたお客様と地域とを盛り上げていけたらいいですよね!