管理職

応用が利くように指導する ~新人・若手を育てる2

目次

なぜ、それをするのか(してはいけないのか)の理由を語る

新人「Aという業務が発生したら、どのように対応すればいいでしょうか?」
先輩「Aという業務があった場合は、Bという対応をとる」

新人から質問があった場合、これだけを答えていると、とりあえず新人はAという業務に対応できるようにはなります。しかし、A以外の業務に対応できるかというと、話は別です。A以外の業務のとき、何をしたらいいのか、全く想像がつかないのです。

Aという業務があった場合に、なぜBという対応をとるのか? その理由を語れば、A以外の業務についても想像力を働かせて、対策を予想することができます。何度も何度も、理由を語るうちに、初めて見る業務に対しても、どう動けば良いかを考える予想をすることができ、自力で対応できるようになってきます。

応用を利くようにさせるためのポイント

初めての業務の時、必ず以下の3点を伝えましょう。
1.業務の位置づけ(なぜそれをするのか)
2.業務の対応方法(どういう手順でするのか)
3.なぜ、その対応をとるのかの理由(どのような結果(成果物)があるか)

上記の3点は、もちろん通常の業務だけでなくトラブル対応についても同様です。トラブルには、発生した原因があるはずです。そこまで伝えて部下が理解することで初めて応用がきく=自分で動ける人材になります。

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