特許明細書の内容を、僅か50文字程度に単純化するスキル　ー演習を通して実践的に学ぶー

受講対象

発明部門、知的財産部門、特許の情報を調べるお仕事をしている方など、
本テーマにご関心のある方

講義のねらい

皆様の日常の中で、例えば「このテーマは予定通りか？」と問われたときに、他の話ばかりして、肝心な部分を答えない光景を目にしませんか？
特許明細書を「単純に捉える」練習を続けて行くとこの点が改善して来るのが興味深いところです。説明や返答が「短く」なり、コミュニケーションの速度が上がり、アイデアが出やすくなっていくことも、想像できます。「一言で言ってみて！？」「３行に要約してみて！？」が、あちこちで聞かれる職場になることを願っています。
「単純化」とは、どのようなことか、どのようなメリットがあるか等をご説明した後、４つの演習で単純化の手順を習熟していただきます。
書いていただいた要約を、他の方(当日の参加者の方など)の要約と比較することで、ご自分としての「答え」を導きやすくしています。

主催団体

本講義は、一般社団法人企業研究会が主催しております。

研修プログラム例

＊音声・チャット機能を用いて双方向型で実施します
＊習熟度を高めるためクイズや休憩を適宜設けさせていただきます
＊参加者の状況を考慮し、以下の内容を一部変更することがあります。

【本セミナーで学べる事】
数千文字から、数万文字もある特許明細書の内容を、僅か５０文字程度に単純化するスキル。

１.オリエンテーション
　（１）アンケート
　　　　(ご参加の皆様の状況を確認させていただきます)
　（２）単純化は発明のカギ
　（３）弊社の簡単な説明
　（４）「特許とは何？」一言で
　（５）現場でよく聞く１０の質問クイズ

２．三行要約《１》 JP公報
　[説明] 非水二次電池
　[演習] 三行要約の作成各自10分
　[共有] 各自の結果を共有
　[解説] 三行の意味
　[演習] 各自作成の三行要約修正
　[共有] 各自の修正結果を共有
　[解説] アドバンス理由(原理)を考える

３．三行要約《２》 JP公報
　[演習] 自動分析装置
　[演習] 三行要約の作成各自20分
　[共有] 各自の結果を共有
　[解説] 実施例・評価項目から見ていくのがコツ
　[演習] 各自作成の三行要約修正
　[共有] 各自の修正結果を共有

４．三行要約《３》 JP公報
　[説明] CMP用シリカゾル
　[演習] 三行要約の作成各自20分
　[共有] 各自の結果を共有
　[解説] 実施例・評価項目から見ていくのがコツ
　[演習] 各自作成の三行要約修正
　[共有] 各自の修正結果を共有
　[解説] アドバンス「何故なら」は人によって異なる

５．三行要約《４》 US公報難問 (手順を体験)
　[説明] 電池用セパレータ
　[演習] 三行要約の作成
　[解説] 実施例(図面)とグラフは素直に書かれる事が多い

６．まとめ

※実施時間は、約４時間です