10.内定者フォローはどのようなことを実施していますか?
・内定式前は懇親会などを通しての交流が多い
・内定式後は、業務内容を教えていく
・実施内容は交流と専門で分かれている
内定式を迎えるまでは業務知識・業務内容の教育・説明などは避け懇親会などを開くことで、まずはお互いを知り、信頼関係を築くことに重きをおいている企業が多いようです。
つまり、新社会人として新しい環境で「上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか」や「初めてやる仕事がしっかりこなせるか」といった不安や悩みを解消することを多くの企業が重要視していることがわかります。人事担当者にとっても面接などでは把握しきれない内定者の人間性や特徴をつかむための良い機会となるようです。定期的な内定者との連絡を行うねらいもあるようです。
このように、各企業の人事担当者は懇親会・研修・面談・課題など、様々なツールを使って内定者とある程度定期的に教育や交流の機会を設けていることが多いようです。また、研修や課題との回答が目立つことから、近年では内定者教育にも力を入れていることがうかがえます。とはいえ、教育のねらいとしては内定者に対して「しっかり教育をする」というよりも「最低限の知識を備えておいて欲しい」という水準であり、そのため、本格的な教育は入社後からである、という認識が強いようです。