失注との上手な付き合い方 内気な人が一人前の営業職になる10の考え方(10)
- 目次
くよくよするより、次にトライ!
失注というのは営業活動においては「よくある」事です。しかし、内向的な人はくよくよ考え、「やっぱり、もうダメだ」とか「営業やめて転職しよう」とか考えがちです。ここでくよくよし過ぎると、次のチャンスも掴めなくなってしまいます。
失注の理由は様々です。例えば、以下のようなものが考えられます。
・今までの会社にお願いすることになりました
・実施しないことになりました
・予算が取れなくて安い見積の他社にお願いすることになりました
・上司と繋がりのある他社に決まりました
・他社のほうがうちに合った提案をしてくれたので、そちらにお願いすることになりました
こちらの提案がお客さまに合わなかった場合もありますが、上司や予算の都合などお客さまにもどうにもできない理由の場合もあります。
失注は冷静に敗因を分析する事も大切ですが、時間をかけすぎると「自分が悪い」、「お客さまが悪い」とネガティブな気持ちが大きくなってしまいます。あまり深刻に考えず、次の顧客にチャレンジしましょう。
内向的な営業が失注に関してあえて反省するなら「連絡方法と頻度」
一つ、特徴的な事を申し上げておきますと、内向的な営業は、お客さまとのやり取りが少ない傾向があります。つまり、頻繁に連絡を取らないのです。また、訪問より電話、電話よりメールで連絡する傾向もあり、お客さまにこちらの気持ちや熱意が伝わりにくい傾向があります。従って、お客さまへのコンタクト方法はできるだけメールを使わず訪問(とそのためのテレアポ)を中心にするとよいでしょう。
文章より電話、電話より対面の方が、より思いが伝わりやすくなります。頻度も自分で思うより2倍ぐらい多くお客さまのところにお伺いするようにしてみてください。