新規事業開発のご担当者様
新規事業開発のご担当者様
新規事業のテーマ探しについての体系化されたプロセスは、以前から存在しています。しかし、そのプロセスに沿った活動をすると「他社と同じテーマに辿りつく」という経験をした方は多いのではないでしょうか。ブルーオーシャンを目指しているにも関わらず、レッドオーシャンのテーマになってしまうというというような経験です。
他社と同じテーマを事業化することは、必ずしも問題があるということではありません。しかし、明確に差別化した競争ポジションを築けるオリジナリティあるテーマを発掘することも、目指すべき方向と考えます。
また、本業との距離が大きく離れている新規事業は成功確率が低いため、本業周辺でテーマを探すもののめぼしい新規事業が見つけられないという声も聞かれます。しかし、見方を変えることで周辺市場のビジネスチャンスの発掘は可能です。
本講座では、オリジナリティある新規事業のテーマ探しの進め方を解説すると共に、周辺市場における潜在ニーズを発掘する方法を事例を交えて解説する基礎的かつ実践的な講座となっています。
本講義は、一般社団法人企業研究会が主催しております。
1.新規事業テーマ探索の一般的な進め方手法の長所と短所
・新規事業開発のもっともらしい通説(“強みを活かした新規事業を探せ“は正しいのか?)
・新規事業テーマ探索の難しさの本質
・成長分野、成長トレンドからテーマを探す
・アイデア発想によりユニークなテーマを発案する
・技術のトレンドからアプリケーションを探す
・未来社会のトレンド予測からテーマを発案する
・デザイン思考とSDGsと新規事業
2.新規事業、新市場が生まれるメカニズム
・何故、新しいテクノロジー、流行りのキーワードに注目するのか
・新規事業開発は、置き換え市場開発と考えると分かりやすい
・新規事業開発のジレンマを理解する
3.潜在ニーズの発掘方法と顧客価値の原理
・ニーズはレイヤーで捉えると分かりやすくなる
・潜在ニーズ仮説の見つけ方
・変化を調べるより変化を生むエネルギーの源を考える
・顧客価値の種類と大きさ
・差別化余地のないところに潜在ニーズはない
・価値の差別化の原理
4.本業周辺でオリジナリティあるテーマ探しの考え方と進め方
①目的指向アプローチの概要
・ニーズ指向とシーズ指向と目的指向
・目的指向アプローチの進め方の全体像
・目的指向アプローチの推進ステップ
②“自社を知る分析”のやり方と使い方
・意外に知らない自社のこと
・自社を客観的に見る簡単な分析法
・組織にある暗黙の条件を見える化する
・強みというより新規事業で使える武器を見える化する
③本業周辺領域の定義を変えて徹底探索する
・強みと流行のキーワードを結びつけてもチャンスは低い
・新規事業開発のための技術分析(技術の要素分解からは新規事業テーマは見えてこない)
・分野ではなく新しい顧客の目的で探索領域を決める
・新規事業の探索領域(仮ドメイン)設定のやり方
・仮ドメイン設定の例
・ビジネス構造マップによる仮ドメインの構造化
・ビジネス構造マップを使って目的(サブドメイン)を絞り込む
・サブドメイン設定の進め方
・素材、部品、最終製品という階層で探索領域の決め方を変える
・本業周辺領域以外の探索領域の決め方
④アイデア発案のポイント
・面白いアイデアがいいアイデアとは限らない
・目的指向アプローチにおける顧客の絞り込み方
・潜在ニーズは聴いても出てこない、発掘するしかない
・価値の差別化アイデアにつながる目的発想
⑤魅力ある顧客価値のつくり方
・顧客との対話を行なう(VOC活動)
・潜在ニーズを掘り起こす具体的進め方
・顧客にとって魅力ある顧客価値のつくり方
・素材、部品、最終製品という階層と顧客価値の違い
・ソリューション型商品と機能型商品の違い
5.儲かるビジネスモデルと戦略
・ビジネスモデル立案に必要な項目
・魅力あるビジネスモデルに必要なシステム発想
・基本モデル、収益モデル、業務モデルのつくり方
・事業特性分析の重要性と分析のやり方
・競合に対する対応策(競争障壁)の検討
・競争優位を高める企業連携のポイント
・分かりやすい企画書とは
・新規事業テーマの中止・撤退基準の考え方
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株式会社リーディング・イノベーション 代表取締役 新規事業開発上級職人 芦澤誉三 氏
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