■今の「ゆとり世代」新人を知る
弊社は多数の企業・官公庁様で内定者・新人研修を実施しております。そのため、たくさんの人事担当者の方から「ゆとり世代」育成について、ご相談やご意見を頂戴しています。育成担当者の多くが「ゆとり世代は我々とは違う世代だ」とお考えです。しかし、「自分と世代が違う」ことを受け入れて対応していないようです。実際、自分達が受けてきた育成方法をそのまま今の新人に適用する例が多く見受けられます。むしろ、積極的に変え、ゆとり世代にも受け入れられる育成をすべきだと考えます。今回は、「ゆとり世代」と呼ばれる新人の特徴を踏まえ、有効な育成手法をご紹介していきます。
■「ゆとり世代」の新人の特徴
育成ご担当者様の声に加え、弊社の新人研修担当講師からのヒアリングをまとめた結果、「ゆとり世代」の特徴は、大きく下記の5点だと考えています。
- 他者視点が育っていない
- 深く考える習慣が育っていない
- 楽して、きれいに成果を上げたい
- チャレンジする「心」が育っていない
- 年長者と話そうという意識が育っていない
■現在求められる育成方法
- じっくり育てるが大前提
- 早期戦力化には考え方を変える
- 模倣から学ばせる
- 他者視点の判断軸を教える
■「仕事をする上での重要な判断基準を知る」研修
- 準備ステップ1:上司・先輩へのインタビュー(150分)
- 準備ステップ2:インタビューシートの作成(60分)
- ステップ1:ヒアリング内容共有(15分)
- ステップ2:全体発表(10~30分)
- ステップ3:上司報告書の作成(15分)
今回の研修は、年長者をより深く知り、判断の軸に触れることで、成長したいと感じさせるものです。その意味で、ゆとり世代の新人を育てるスタートに相応しいものだと考えます。是非、お試しいただければと思います。