
組織で必要となるスキルを社内研修で教えていく際に、社内の負担を軽減するツールとしてのテキスト作成の方法をご紹介しました。
研修を内製化する際に必要となるのが、「何を教えるか」という内容、「講師としての教えるスキル」、「教えやすいテキスト」の3つです。すべて大変ですが、特にテキスト(マニュアル)の作成は手間がかかる上、内容を一から作るのも骨が折れます。 「内部統制の導入をきっかけに、時間と費用をかけて業務マニュアルを作ったが、若手に仕事を教える際には、とても使いづらい」「仕事のマニュアルやテキストの類は一切ない」「だから、職場教育はOJTに頼るしかないんだよね」という声が聞こえてきます。 しかし何でもかんでもOJTに頼ってしまうと中堅層が疲弊してしまいます。また実際、教育体系の不備でやる気を失う若手も増えます。テキスト作りを徹底的に行い、現場(中堅層)の負担を軽減しましょう。
実は、テキストの素材は随所にあります。例えば、ベテラン担当者とか仕事の要領が優れた人の引き出しの中には、正式の業務マニュアルではないものの実践的な〝マニュアルもどき"のメモや書類が隠されていることが多いのです。 ただし、上記のような個別の〝マニュアルもどき"は、ほとんどの場合、仕事に必要な商品説明、操作要領などの詳細資料はすべてそろっているが、他の人が見てよく分かるようには作られておらずそのままでは使えません。体系立てて整理し「要約版」を作ることで、分かりやすい研修テキストを完成させる必要があります。
効果的なテキストには、次の6つの要件が備わっています。
インソースでは、お客様のご要望に応じてカリキュラムをカスタマイズし、最善のソリューションをご提案させて頂きます。研修の企画・実施でお悩みの際は、お気軽にお問い合わせ・ご相談下さいませ。