■政策企画立案に大きな時間を割くことで、研修内容が身につきます
今回、とある自治体さま向けに「政策形成入門研修」を実施させて頂きました。
本研修は、政策形成の企画をするにあたって必要な基礎事項である以下の点を身につける研修です。
(1)問題点の洗い出し
(2)現状調査、分析のしかた
(3)目標の設定方法
(4)費用対効果の算出方法
(5)企画書の書き方
様々な手法の紹介とミニワークを随所に取り入れ、受講者さまの理解を深めながら研修は進みます。そして研修の最大の山場、政策企画を立て企画書作成をする総合演習に移ります。研修は1.5日間、そのおよそ半分が政策企画立案のグループワーク、およびその発表です。
■自治体の課題にあわせた"真剣で熱い"演習
その政策企画立案ワークは、事前にアンケートをとり、現在その自治体さまにとって関心の高い(課題感の強い)題材を選定します。
今回の研修では「地域振興策」を題材に扱いました。
この演習で特筆すべきは、研修の2日目にどのグループも企画に必要なデータや資料をそろえて持参され、熱い議論が展開されていたことです。
確かに、初日に補足材料を集めておくように講師から促しもしましたが、興味関心の高い題材であったからこその行動だったと思います。
■「発表への質問」で見える研修の効果
そうして出来上がった各グループ渾身の企画書。いよいよ発表です。もちろん企画自体もよく練られていて興味深いものが多くありました。
しかし、ここで注目したのは他のグループの発表を聞いた受講者さまからの鋭い指摘です。
「ここで○○といったリスクが想定されると思いますが、それはどう考えていますか?」
「△や×といった関係者は巻き込まなくていいんですか?」
など、具体的で的確な質問が次々と出ていました。
研修で講義を受けた内容を理解し、自分のものにしたからこその観点、つまり研修の効果を実感できた瞬間だったのではないでしょうか。
ただの方法論や理屈だけでは終わらない、楽しくも実践的で理解を深めることのできるインソースの政策形成入門研修。
各自治体さまに独自の政策企画が求められる今だからこそ、その政策形成能力を高めることのできるこの研修を強くオススメしたいです。