ニュースリリース

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管理職セミナー・結果報告

2009年01月30日

■開催日時

≪福岡開催≫2009年1月30日(金)14:00~18:30

≪東京開催≫2008年7月 2日(水)13:45~16:30

≪大阪開催≫2008年6月11日(水)13:30~16:30


■開催趣旨

経営学の最先端を行く神戸大学大学院・上林憲雄(かんばやし・のりお)教授と、
ビジネスの現場を知り尽くした元メガバンクの経営企画部長・人事部長の安藤弘一氏をお招きし、激変するビジネスの現場に求められる真の管理職の姿を解明。


■講演概要

「日本型経営を支える管理職の役割」


講師:上林憲雄氏
英国ウォーリック大学経営大学院ドクタープログラム修了後、2005年神戸大学大学院経営学研究科教授、経営学博士。専攻は人的資源管理、経営組織。
>>>セミナー当日の上林教授の講演録はこちら


(1)「中間管理職」に求められる役割の変化

会社・組織を支える重要な要である「中間管理職」。
かつては、「つなぎ・調整役」としての役割が中心であったが、
今後は、それに加え、「成果主義」「エンプロイヤビリティ」「ワークライフバランス」
についてしっかりした持論を持ち、戦略的に業務を運営する役割が強く求められる。

(2)真の成果主義の導入

短期的な営業成績や財務数値ばかりを評価すると弊害が生まれる。
  ・低い目標を上司に認めさせるかの競争
  ・目標以外の仕事をしない
  ・スタンドプレーの横行。チームワークの乱れ
真の日本型成果主義は、社員が顧客満足と企業価値を最大化する「いい仕事」を
するというモチベーションを高める組織風土づくりや、
結果のみでなく、プロセスも評価する人材育成を含んだ評価制度。

(3)「エンプロイヤビリティ」

従来の日本企業の人材育成制度には、職務能力の開発を企業側に依存しすぎたり、急激な事業内容の変化にOJTによる部下指導が困難になるなどの問題があった。今後は、職務能力育成の責任を、企業と従業員で分担するなど、従業員の自律を前提にした企業の透明な人事運営が必要となる。

(4)日本型ワークライフバランス
従来の欧米型ワークライフバランスは、「Work」を苦痛なものとして、「Life」を楽しいものとして二分している(「時短」の議論など)。しかし、両者は単純に2分割できるものでなく、個々人のトータルライフを考えた上で、各自のライフスタイルに合わせて、本人がやりがいを感じ、自律的に仕事内容を選択できる長期的な幅広い仕事の捉え方が必要。

「管理職に求められる能力」

講師:安藤弘一氏
1978年、アメリカ・カーネギーメロン大学大学院卒。MBA取得。帰国後、三和銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。UFJホールディングス(三菱UFJフィナンシャルグループ)の執行役員・経営企画部長に就任
>>>セミナー当日の安藤氏の講演録はこちら


(1)管理者は特定分野の社長

管理者は、企業価値の最大化を達成するために必要な思考方法と行動方針をもつ必要がある。これらの思考・判断基準は、理論的な戦略よりも、「自社の事業に精通し、問題点を把握すること」により具体化する。

(2)尊い利益を追求する

利益には、経済的な価値に加えて、社会的な価値が含まれる(尊い利益)。利益は会社の命(存続条件)であるが、その利益は、社会との共生を念頭におき、社会に貢献し、適性な利潤を追求しつつ、会社を持続的に成長させるものである必要がある。この尊い利益を継続して上げていくことが会社価値の最大化につながる。

(3)課題解決を実行する3つのクセ

会社価値の最大化を目指し、それを実行していくために必要な行動指針として、「意思決定グセ」「逃げない、諦めないグセ」「目標3割アップグセ」がある。

  ・意思決定グセ
  ~意思決定の中心に自分がいて、相談し、了承を求める対象に上司がいるという認識と行動が不可欠。

 ・逃げない、諦めないグセ
  ~目標を可能な限り高く設定して、これをやり遂げる。艱難辛苦が自分を肥やす。
 ・目標3割アップグセ
  ~目標の高さにこだわり、この高さを上げることに執念を燃やす(志の高さ)

■参加者の声

管理職としての在り方、役割、目標を理解することができました。特に、管理職として求められている能力、会社貢献(利益追求)の手段を考えさせられました。


上林教授による話の中で、ITをうまく活用することが大事であるということ。 また、成果=「いい仕事」であり、それを評価し、「いい仕事」へと社員を仕向ける教え方が成果主義であるということが良く分かりました。 ありがとうございました。また、安藤様のご講演は、本当に感銘を受けました。 「尊い利益」「頂上を示す」「逃げない」「会社の本質」などなど、今後の自分の成長に絶対役立てて見せます。


「管理職」という言葉を、少し上の視点から見られる良い機会となりました。「管理=無事に組織をまわす」というようなイメージがありましたが、 経営視点、企業の目標と個人目標のリンクをさせ、アグレッシブに取り組むべきだと思いました。 有意義なお時間をありがとうございました。


中間管理職の重要性を再度認識致しました。


上林・安藤両講師のお話が、概念的と実践的の対を成していていい組み合わせであったと思います。


安藤さんの話は、様々な切り口が入っており、非常に示唆にとんだものであった。 一本すじを通すことの重要性を改めて気がつかされた。


安藤先生がお話された内容はストンと頭に落とされるものでした。実践できるものは少しずつでも取り入れて生きたいと思います。 問題はトップにそれだけの危機感がないこと。そこをどう変えていくかが最大の課題です。


安藤先生の研修が特に、一日という短時間で経営のポイントを落としこめる内容となっていて素晴らしいと思いました。 御社の幅広い事業内容とサービスのきめ細かさに驚きました。今後は、グループの30代のリーダー層を対象にした 研修や財務研修、ビジネス文書、ロジカルシンキング、マーケティングや、自分自身がプレイヤーとして多くの業務を抱えるリーダーの 部下支援力育成を課題とした研修を人材育成計画として考えています。


日頃から大切だと考えていながらも環境に流されていたような気がします。 大切な事があらためてわかりました。これから会社が社員がどう進むべきかを 真剣に考える良い機会となりました。


上林先生のお話は、自社の現状を再認識すると共に、自社だけの悩みではないことが確認できました。 今後の改革にはずみがつきそうです。安藤先生のお話では、最近、うすうす感じていたことも含め、「それはこうだからだ!!」と明快に説明していただきました。大変参考になりました。 今後は、ヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルの向上を階層別に改善するような研修の実施を検討しています。


安藤先生のお話に特に感銘を受けました。貴社HPに載っていた記事「管理職に求められる能力」を読む以上に理解できました。お話の内容は銀行経営を主体とした内容でしたが、管理職の役目は行政にも通じる内容だったと思っています。特に、顧客のとらえ方の例で行政にとっての顧客は、各分野の県民だけでなく、協力関係にある各団体も含まれるとの考えに立つ必要もあるのかな、そのバックグラウンドになるのかなと感じました。


安藤先生のお話が特に参考になりました。実務に裏打ちされた示唆に富む内容で大変役に立ちそうです。ありがとうございました。 ちょうど、研修体系の整備をしている所でしたので、タイムリーでした。


研修企画の参考にと思い、参加させていただきました。私自身、管理職として多くの事を学ばせていただきました。 今後は、部長・課長・支店長を対象とした研修を実施できたらと考えています。研修効果をどのようにするかということにも興味を持っています。


普段考えている視点の違う点のご説明がありました。参考にさせていただきます。時間に限りがありましたので、 必要な講座を受けさせていただきたいと考えております。今後は、階層別研修と専門職研修を確立していきたいと思います。


メニューが多い事を確認できました。中身が濃いセミナーであったと思います。中間管理職のに適した内容であったと思います。



■参加したインソース社員の声

上林教授のセミナーでは、近年の変化が日本企業にどのような影響を与えているのかを 実際の企業をケースにひも解いていただき、日本企業としていかに対応するのが良いのかというヒントを得ることが出来たと感じております。
特に、ワークライフバランスでの、ワークの中にライフの要素を取り入れることによって、全体のバランスをとっていくという視点が大変勉強になりました。
安藤氏のセミナーでは、実際のご経験を通して出てくるお話しには大変説得力があり、自分自身に当てはめて考えさせられることが多々ありました。会社経営の本質を考えることは、いかに会社価値を最大化するのかということ。そのためには、誰よりも事業に精通していなければならないというお話は大変勉強になりました。

管理職に求められる能力を、会社価値の最大化という企業の本質へ目を向けたテーマは非常に興味深い話でした。「管理職=特定分野の社長」として、企業価値を高め、より大きな利益をあげることは企業にとって最大のミッションです。それに向けて、特定の権限を任される管理職の重要性を表した、この言葉が、特に心に残っています。

人事異動や従業員の育成もその流れの一部にあたります。しかし、今までの私はそのことを理解できていませんでした。管理職に任命する権利を持つものが、何を期待しているのかを考えたことなど無かったからです。私は管理される立場にありますが、管理職に求められていることが如何に責任あるものであるかを考えさせられるセミナーでした。

先日7月2日(水)に管理職セミナーに開催されました。私も運営スタッフとして参加する傍ら、神戸大学院・上林憲雄教授と元メガバンクの経営企画部長・人事部長の安藤弘一氏の話を拝聴しました。

個人的にもっとも興味深かったのは、神林教授の講演で触れられた、「IT化による中間管理職の仕事の変化について」。IT化により中間管理職の仕事は戦略的業務等の上位職務のみならず、理的業務や調整業務も増大したという事実に大変驚くとともに、これからのビジネスの主役は中間管理職なのだな、と強く感じました。まだ私自身は管理職という立場にはないものの、今後自分がキャリアアップしていくためにも早期に「判断する軸」を確立していかなくてはならないな、と身が引き締まりました。

私は管理職ではないので、「トップにたつ人の考え方はどういうものか」という視点で話を聞きました。時代の流れが、「組織力」から「自分力」に変わってきている、といったお話にはドキッとしました。今までは、私は組織力が大切だと思っていました。けれど、これからは自分の責任において「自分」というものを発揮するように、力強く働いていかないといけない時代なのかと思いなおしました。また、「尊い利益」「利益は尊い」といったお話にも心を引き締められました。利益がなければ、会社は存続できない。
ただ、盲目に利益に走るのではなく、コンプライアンスもあり、社会の中にあっての会社であるということを意識して、利益を大切にしなければならないな、と思いました。私の立場からいうと、経費を削ることや効率よく事務をすることで少しでもコスト削減に励まなければならないなと考えました。全体的に、安藤様の今までの経験などに裏打ちされているのか、言葉に重みがあり、迫力のある講演でした。

「自分、自身の仕事が会社の中でどのような役割を担っているのか」を考えることが自立した社会人になるためには必要だと言われているが、正直、社会人歴1年の私にとっては、難題であった。目の前で起こっている、表面的なことからしか、自分の役割が考えられなかったのだ。だが、本セミナーを通じて、組織はどのように成り立ち、経営者が何を考えているのかを十分とはいえないが、理解したことによって、自分の役割が今までよりも明確になった気がする。また、これから仕事をしていく中での、大切な視点を得ることができた。本セミナーは若手の方も受けても有意義なセミナーだと考える。

管理職セミナーで最も印象に残っていることは、目標3割アップグセの箇所。発想の出し方で、自分に反省すべきことがあると感じた。仕事をする中で、必ずしもいつも「攻めの動き方」だけで上手くいくとは思わないが、「守りの動き」をするときにも、常に目標を高く置く必要があると感じた。自分が「守りの動き(今の仕事で言えば、書類関連を整理するために、日中に会社にいる時間を作る、など)。」をするときにも、必ず「高い目標を達成できるために必要な行動か」に紐付けできるように考えるようにしたい。

両講師のお話ともに大変興味深い内容だった。上林講師のお話では、次々と導入されていく諸制度について日本で導入する際の問題点や改善策を提案頂き、非常に勉強になった。先進的にこういった制度を導入し、問題に直面している企業の人事担当者に、今回のような講義が必要とされるように思われる。安藤講師は管理職の役割としてのマネジメントについて、MBA的なものではない多角的な視点からの見解を、とても刺激的に話されていた。「尊い利益」という言葉が非常に印象に残った。

上林教授の講演内容では、ワークとライフは分離出来ないという話が、心に残った。2元論ではなく、もっと広い視野で物事(研修企画等ふくめ)を考えたいと思います。安藤さんの講演内容では、「尊い利益」というはなしが心に残った。「仕事をする」ということが具体的にどういうことなのか、改めて考える機会となった。会社への「価値提供≒キャッシュを稼ぐ」ということを意識して仕事を行う。

名だたる大企業の人事担当者に対して、「大半の経営者は会社経営の本質を理解していない」と冒頭に言い切った問題提起型のセミナーであったことが印象的であった。当社は通常、冒頭のグループワークから「本日の受講者の問題」を抽出する抽出型研修が一般的であるので、自身で「できる」と「わかっている」が明確に整理されている管理職のような上位社員に対しては、問題提起型の研修カリキュラムを開発してもおもしろいかと。また、セミナーでは一環して「課題解決力」と「行動指針」が会社経営の根底にあると唱え、各コンテンツがすべて、「課題解決力」と「行動指針」に照らして考えられていた。
すなわち、1本のカリキュラムが複数のコンテンツの集合体ではなく、問題提起から、解答の提示、そしてその理由付けというブレイクダウン方式でコンテンツが構成されていたため、非常に納得感があった。カリキュラムの構成および安藤講師自身の含蓄溢れる経験談が参加者のセミナーへの納得感向上に大きく寄与していることは紛れも無いが、それ以上に先日のセミナーが受講者の心に刺さったのは、「会社経営の目的は会社価値の最大化である」と言っているにもかかわらず、人材育成の結果が会社価値の最大化ではなく、人材育成の結果は、人材の成長であり、会社価値の最大化は「結果」に連鎖する現象であるという認識にあるのではと考える。つまり管理職研修の提案において、「人材育成の結果は、利益ではなく人材の成長」これが他社との差別化キーワードになると感じた。

以前、社内研修のときに話を伺ったときには、「いい話を聞いた」という程度の認識でした。しかし、今回は実際に部署の責任者としての立場で聞いたために、身につまされる話が多かったです。特に、安藤講師の話の中で「会社価値最大化のための手段として必要な力を身につけなければならない」という言葉が印象的でした。今後は、しっかりと判断の軸を持ち、職務を遂行していく所存でございます。

今回、特に安藤氏の講演を拝聴し、今まで「こうだ」と思っていた考え方を真っ向から考え直させられたところが多かったというのが正直な感想です。安藤氏の講演資料の中にも「会社経営の本質を知らない人が大勢いる」という項目がありましたが、ちょうど、以前勤めていた会社のことを思い出しながらまさに、その時の状態だなぁとお話をお聴きしていていました。前の会社は業績が非常によく無い中で、とにかく売れ、とか、会社都合のみで早期契約を迫る(泣き脅しをしたり)やり方をしたりで、今思えば会社経営の本質を見失って(そもそもそういう視点が無かった?)いたなぁと思い返していました。

管理職セミナーを受講させていただきました。私は入社してから3ヶ月しか経っていないということもあり、管理の部分は、「頭では理解できるけど、実務ではどういうことか分からない」という感じでした。そのため、今回は、どうすれば今よりもっと、早く「成長」できるかということに焦点をあてて講義を聞かせていただきました。その中で、最も印象に残った部分は、「逃げない・諦めないクセ」をつけるところです。私には、辛いことや、苦しいことがあると、つい楽な方向に行ってしまう傾向があります。しかし、今回のセミナーを受けて、それは「習慣」の問題で、「逃げないクセをつける」ことで改善できるかもしれないという可能性に気づきました。良き習慣の構築をめざして、今後仕事をしていきたいと考えております。

安藤氏は管理職は会社経営に対して高い意識を持つことが必要である。ということが一貫して言いたかったことなのではないかと感じた。入社してから管理職になるまでの15年~20年という長い年月が、社員の野望という牙を折り、なんとなく言われた仕事をこなすという慣習が自分に染み付いてしまうのではないか。しかし管理職は自分が管理する部署の社長であるという認識を持ち、会社価値の最大化を目指していかなければならない立場であるということを認識できる非常に良い講義であったと思う。
自分が聞いたことがある何人かの社長の言葉を体験談として要所にちりばめることで、 非常に魅力的な講義になっていると感じた。

安藤氏の講演を聞いて「会社は目的追求型の存在」である、ということについて改めて自覚させられた。「いい目的がなければいい結果は得られない、いい結果を得るには、目的の達成に直結した適切な手段を選択し、実行しなければならない」ということは、社内のどんな仕事にもいえることであると思う。テキスト作りは研修という目的をいい結果にもっていくための手段であり、研修を好評価に持っていくには研修の目的を正確に理解し、いかに目的からそれないテキストを作っていくかが大事であるということを実感した。

安藤講師の「逃げない・諦めないグセ」の話に共感しました。ただ、精神論だけでは実践方法の分からないお客様も多いかもしれません。諦めないグセの獲得ノウハウまで説明して頂けると、もっと良かったと思いました。

安藤さんが講演で使われた言葉を借りるならば<諸先輩の嘆き>。このことをもっと前に知っていたならば、自分の人生も大いに違っていただろう」の、このことを知った気分です。普段、感じている「もやもや」や問題意識を上林教授と安藤さんの話を聞いて、体系的に考えられるようになりました。これを継続的に実践すれば、一流ビジネスパーソンとしての考え方のフレームが身に付くと思います。

安藤氏の講演を聴き、仕事というのは会社経営の3つの本質の繰り返しであると感じた。まず経営層が全社的な経営計画・理念などを示す。そのビジョンを管理者層はそれぞれの組織の目標として落とし込む。その下の社員も本質に則り、自らの行動を決定させる。この様に、それぞれの立場の社員がそれぞれのレベルで経営の本質に基づいた意思決定を行うことが企業の発展に繋がると考えられる。

講師の安藤氏の次のような言葉が私にとって印象的でした。「社内で何か改善しなければならないとき、その答えを書籍に求めていませんか?」。なぜこの場に書こうと思うほど印象的だったかと申しますと、先日、私が書籍をヒントに、考え出した改善案が、自社が目指す方向性とズレていて、社長をひどくがっかりさせてしまったのです。では、どうすればいいんだろう?どうすればよい改善案を提案できるんだろう?そう考えていたとき、ちょうどこの言葉を耳にしたのです。安藤さんは続けてこうおっしゃいました。「問題を発見する・考えていく上で、もっとも大切なことはご自分の会社の事業や状況をどれだけ把握しているかです」。もちろん書籍など外からノウハウを取り入れることは大切です。しかし、自社の現状を把握・分析できていなければ、そうしたノウハウも自社にマッチさせることはできないでしょう。
まずは、自社について誰よりも詳しくなろうとそう心に誓った一日でした。みなさんは、どのような考えのもとに業務の改善を行っていらっしゃいますか?

今回のセミナーはアカデミックと実践の両面からの講演を聞くことができ、非常に有意義でした。上林先生の講演では、管理職の役割と求められるものの変化がわかりやすく説明され、自分にとっての管理職の理解になりました。ワークライフバランスについて、もう少し伺いたかったです。安藤講師の話からは、優れたビジネスマン特有の力強さを感じました。顧客志向をめざして企業に変革が求められていること、その中で管理職は社長の代理であることを意識しなければならないことなど、組織のトップならではのお話に、時間が経つのがあっという間でした。企業人である参加者の方々にも、非常に響くところがあったようでした。時間が足りず、駆け足になってしまったのが残念で、できれば各テーマごとにしっかりと伺いたかったです。

これからの日本に求められる日本型成果主義における「成果」とは、「いい仕事」。「いい仕事」とは顧客満足であり、それを求める組織目標への追随である。企業理念や市町村の考え方を大事にする研修というのは大変存在価値の大きいものなのではないかと考えた。



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