自社技術の棚卸を活用した戦略的R&Dテーマ企画の進め方

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受講対象

製造企業の経営者、技術・開発部門長・管理者、技術者・研究者、技術・開発企画スタッフ 特に、下記の課題認識をお持ちの方

講義のねらい

ものづくり企業のR&Dにおいて、現在の事業や商品の実現に加えて、未来の事業、顧客価値の創造に対する経営からの期待が高まっています。
しかし、多くのR&Dでは「既存の延長線上のテーマが中心になっている」「顧客の要求や他社の動きなど見えている課題に終始している」「組織や分野の壁を越えたシナジーが起きない」「技術が属人化し、共有できていない」など、イノベーションを興せない現場の現状に深い悩みを抱えています。
本セミナーは株式会社ケミストリーキューブが開発した独自手法をもとに、自社技術を基軸とした戦略的なR&Dテーマ企画の進め方について、講義と演習を組み合わせて解説します。

主催団体

本講義は、一般社団法人企業研究会が主催しております。

研修プログラム例

プログラム

◆1日目 (2018年8月1日 10:00-17:00)
1.ものづくり企業の危機感とR&Dへの期待
(1)イノベーションの時代
・ものづくり企業を取り巻く変化     ・イノベーションとは「価値の創造と具現化」
(2)変化するR&Dへの期待と現場の悩み
・経営戦略・事業戦略との整合から創発へ ・R&D現場の悩み
(3)イノベーション戦略の着眼
・イノベーション戦略はR&Dの自己革新 ・3つの着眼と各社の事例

2.戦略的R&Dテーマ企画の考え方
(1)なぜ技術マネジメントは難しいのか
・技術のもつ2つの特性      ・技術の5階層モデル(技術の捉え方)
・技術創造のUモデル
(2)戦略的R&Dテーマ企画とは
・テーマ企画の出力先は技術戦略
・技術戦略は、経営戦略・事業戦略 ・製品戦略の下位ではない
・テーマ企画が描き出したいもの  ・自社技術の棚卸を起点とした実践プロセス

3.自社技術の棚卸
(1)技術の棚卸の考え方
・技術の棚卸に対する誤解~なぜ棚卸はうまくいかないのか~
・技術の棚卸の鍵は「構造化」
・技術の構造化手法アイマップ(iMap)
(2)価値コンセプト
・顧客価値の考え方 ~価値は機能ではない~ ・顧客価値を考える視点
・価値コンセプトの切り口          ・顧客インタビューの実施ポイント
(3)技術の洗い出しと噛み砕き
・技術の基本フレーム ~技術と技能~ ・技術を構成する3つの機能:目的機能・基本機能・技術機能
・技術の洗い出しの鍵は目的機能の設定 ・技術機能の展開視点
(4)技術の評価
・技術評価のタイプと目的       ・コア技術の考え方
・技術を評価する3つの軸 ~価値の優位性、技術の基盤性、技術の優位性~
・コア技術、基盤技術、差異化技術の設定フレーム
(5)イノベーションへの活用
・技術コミュニケーションの促進
・イノベーションへむけた3つのアプローチ ~価値の革新、技術の展開、技術の新化~

4.グループ演習
3~5人のグループにて、仮想事例を題材にした演習を行います。

 

◆2日目 (2018年8月2日 10:00-17:00)

1.イノベーション構想① ~価値の革新~
(1)価値の革新のフレームワーク
・価値革新の3つの軸 ~向上、拡大、転換~
・実践ステップ
(2)顧客課題の探索
・顧客及び顧客を取り巻く環境の変化を構造化する・変化を考察するマクロトレンドの構造化
・顧客マップ ~実践的セグメンテーション~  ・攻め方のストーリーを描くターゲッティング
・顧客課題の深堀り
(3)顧客価値の構想と検証
・顧客の「ワオ!」を構想する3つの視点    ・「価値の向上」へ向けた4つのパターン
・「価値の転換」へ向けた4つのパターン    ・「価値の拡大」へ向けた4つのパターン
・Wow!フレーム ~ソリューションを描く~ ・バリューカタログ ~顧客目線になりきる~
(4)仮説検証サイクルをつくる
・顧客との対話による価値の検証

2.イノベーション構想② ~技術の展開~
(1)技術の展開のフレームワーク
・技術展開の事例
・実践ステップ
(2)展開先の探索の方法と実践ポイント
・目的機能を中心に探索の切り口を決める ・探索の3つのアプローチ:類推探索・発信探索・特許探索
・特許情報を活用した探索        ・目的機能を視点にした探索フレームの設計

3.技術戦略の立案
(1)技術戦略の立案のフレームワーク
・技術者、研究者の目線から事業家の目線へ
・実践ステップ
(2)TVP(技術群)の設定と評価
・TVPは、顧客価値を起点とした骨太な技術領域
・TVP評価の2つの視点 ~インパクトとフィージビリティ~
(3)技術の戦略方針とロードマップ
・TVPポートフォリオ     ・重点TVP(技術群)の選択とR&D方針の設定
・テクノロジードリブン・ビジネスモデル(TDB)~事業・R&D・知財の三位一体の戦略~
・イノベーション・ロードマップ

4.実践事例の紹介

5.グループ演習
3~5人のグループにて、仮想事例を題材にした演習を行います

※講師とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。

注意事項

※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

【事前に必ずご確認の上お申込みください】
※事前のお席の確保などのご対応致しかねます。
※お申込み内容は、翌営業日以降に確定いたします。
※お申込み後、満席などでご受講できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。満席の場合は、別途ご連絡申し上げます。

◆受講形式のご案内
【オンライン受講の方】
オンラインには、開催形式が<zoom開催>と<LIVE配信開催>の2つがございます。

開催日や研修内容により、開講形式が異なります。
該当される開催形式のご案内をご確認の上お申込ください。

ネットワーク環境により(社内のセキュリティ制限等)ご視聴いただけない場合がございます。
事前に下記の「動作確認ページ」のリンクより動作確認をお願いいたします。

<zoom開催> 講師の方や他にご参加の方とのやり取りが可能
動作確認ページ

<LIVE配信開催> ご聴講のみ
動作確認ページ
ID livetest55
PASS livetest55

※LIVE配信は、企業研究会様の協力会社である、株式会社ファシオ様のイベント配信プラットフォーム「Delivaru」を使用されております。
お客様の会社のネットワークセキュリティによってはご視聴ができない場合もございますので必ず【動作確認】をしていただいた後に、お申込ください。

※オンライン受講の場合、視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催日の1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。

【会場受講の方】
お申込時に、会場情報(住所・アクセス方法)をご確認ください。
筆記用具はご自身でご準備ください。

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■セミナールーム開催

講師

株式会社ケミストリーキューブ  代表取締役 平木 肇氏

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ホームページ:https://www.insource.co.jp

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