インソースの研修運営 チョット役立つ101のコツ

振り返り時に、次回の準備リストをつくってしまう

振り返り時に、次回の準備リストをつくってしまう

振り返りと次年度の計画を進める

12月といえば「師走」。先生が忙しく駆け回っている時期だといわれます。しかしながら研修に限って言えば、比較的実施が落ち着いてくる時期なのではないでしょうか。12月はその年度の振り返りと次年度の計画を進めるチャンスです(振り返り資料作成のポイントはこちら。どうぞご参照ください!)。

イレギュラー対応は繰り返さないように

振り返りというと、一般的に研修内容のことを思い浮かべますが、これと同じくらい大切なのは「研修当日の準備」についての振り返りです。特に、イレギュラー対応したことを、必ず翌年に持ち越さないようにします。

研修の現場は、常にイレギュラー対応と戦っているといっても過言ではありませんよね。例えば、研修当日になって、追加の資料配布が発生した、前日夜に突如プリンターが故障! 24時間営業の印刷業者に駆け込んだ・・・などということは、ざらにあると思います。その時はなんとか乗り切って安堵したとしても、次回は同じことを繰り返さないように対処する必要があります。

イレギュラー対応を洗い出して、次年度の準備リストに落とし込む

対処方法として私がおすすめするのは、振り返り時に次年度の準備リストをつくってしまうことです。手順は以下の通りです。

 手順1 イレギュラー対応を思い出して書き出す

まず、イレギュラー対応したことを思い出して、書き出します(本当は、起こったときにメモを残しておくと良いです)。

 手順2 研修準備リストに落とし込む

研修の振り返りをしているこの時期に、それをきちんと研修準備リストに落とし込みます。そのリストには以下のような項目があると良いでしょう。
通常の項目:「研修名」「研修日程」「会場」「講師名」「準備物」
それに加え、「昨年からの変更点(あれば)」「その他特に注意すること」

最後の「その他特に注意すること」欄がポイントです。ここに、前回の実施時にミスをしたりうまくいかなかったことを、きちんと書いておきます。そうすると、次年度同じことで手間取らずに済みます。「せっかく失敗したのなら、それを次回に活かさないのはもったいない」という気持ちで残しておきます。

異動や退職の引継ぎ時にも使える

この準備リストは、仮に次年度から自分が運営担当から外れてしまったとき、そのまま引継ぎ資料にも転用できます。ノウハウを引き継げる上に、圧倒的に引継ぎが楽になります。一石二鳥、いや三鳥くらいの価値がありますね! 研修準備リストの整備、この機会に進められてはいかがでしょうか?


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