次のステップアップにつなげる!キャリアの振り返り方とは
2019.05.24
- キャリア
- ライフ
昇進や転職に不可欠なキャリアの振り返り。仕事に追われながら生活しているとつい後回しにしてしまいがちですが、一度まとまった時間を確保して振り返りを行うことで、理想のキャリアアップを実現することができます。今回は、そんなキャリアの振り返り方をまとめてご紹介します。
キャリアの振り返りのメリットとは
そもそもなぜ、キャリアの振り返りを行う必要があるのでしょうか?主なメリットは2つあります。
自分を客観視できる
自分がこれまで培ってきた実績や強みを書き出してリスト化することで、改めて自分を客観的に見つめなおすことができるでしょう。
今年1年、どんなキャリアを歩んできたのかを振り返り、次の年自分が歩んでいきたいキャリアを思い浮かべます。材料があることでより細かく分析できるようになり、リアリティのある目標を立てやすくなるのです。
昇進や転職の度に使える
完成したリストは毎年更新することで何度でも使えます。一度まとまった時間をとって振り返りを行うことで、昇進や転職をする際、スムーズに自己アピールやキャリアプランを練ることが可能です。
振り返り方①紙やツールを使って書き出す
キャリアを振り返る際には、下記の事柄を意識して振り返るとよいでしょう。
・1年間どんな仕事をしたのか、それによって何を学んだのか
・仕事をする上でのやりがいはどこにあったのか
・自分の能力を最大限に活かせる仕事内容は何だったのか
・どんな作業を苦手だと感じたか
振り返りリストを作成する際は、紙に箇条書きで書き出す形でも構いませんが、キャリアワークシートなど、インターネット上で手に入る配布物を利用するのも便利です。どちらの場合にも、あとで振り返ったときに分かりやすい形で残しておくことをオススメします。
振り返り方②真剣に仕事に取り組む
書き出すことで現在のキャリアを振り返ったら、次は今年中に自分が仕事で貢献できることは何かを考えます。自分の役割に対して、いつも以上に誠実かつ真面目に取り組んでください。
すると、ただ頭の中で考えたことを書き出しただけでは見えてこなかった、新しい自分の強みや課題が分かるようになるはず。将来的な展望が、より具体的で充実したものになるでしょう。
目標の立て方①数値や時間で目標を表す
自分の強みと課題がはっきりしたら、今度は次の目標を設定します。翌年以降の目標を立てる際に大切なのは、時間毎に具体的な数値を用いて表していくことです。
たとえば、将来自分が思い描いている役職があるとします。その役職につくためには、まずどんなプロジェクトを何か月あるいは何年で達成し、売り上げをいくらまで伸ばすのかということを考えてみましょう。
実践に向けて、短期・中期・長期それぞれのプランが必要です。時間を区切るときは、3か月、半年、1年単位や、3年、5年、10年単位で考えると分かりやすいでしょう。
具体的な数値や時間を用いてプランを立てることによって、今自分は何をすべきなのかが見えてくるのです。
目標の立て方②ライフスタイルに合わせる
結婚や出産、マイホームを建てること、あるいは両親との同居や介護など、人生のさまざまな転機に備えてキャリアプランを練っていくことも重要です。
子育てや介護が発生したときに、今と同じ働き方でキャリアアップを図ることは可能なのか。あるいは報酬面で考えたときに、今のままの昇給スピードで、将来十分な貯蓄を残していけるのかなど、ワークライフバランスを意識しながら目標を具体化していきましょう。
あらかじめさまざまな状況を想定しておくことで、環境の変化に戸惑うことなくキャリアアップが図れるようになります。
キャリアの振り返りがもたらすもの
頭の中で漠然と考えている自分の得意なことや強みは、整理して書き出すことで、キャリアアップの目標を立てていくことが可能です。目の前の仕事に対するモチベーションが上がり、自身の仕事にやりがいを見出せるようになるでしょう。
大型連休や有給休暇など、まとまった時間を利用してキャリアの振り返りを図り、今よりもさらに輝いている未来を手に入れてください。
配信元:日本人材ニュース
おすすめリンク
【公開講座】20代向けキャリアデザイン研修~Must・Can・Willでキャリアを考える
【公開講座】30代向けキャリアデザイン研修~主体的かつ戦略的にキャリアを考える