各社における課題
- 「PDCAが上手く回らず、"PD"で止まってしまうことが多い。これを改善し、有効に機能させたい。」
- 「課長職の施策展開力を引き出し、PDCAを回す上でのチーム力(リーダーシップ力)を高めたい。」
- 「安全操業だけにとどまらず、価値創造というミッションも意識させたい。」
- 「経営層の描くビジョンを課長職が自分事として捉え、自らの言葉で語らせたい。」
PDCAを上手く回すためのステップ
全社的なPDCA活動を上手く回すためには、以下のように「経営層」と「現場リーダー層」のそれぞれに対する働きかけが有効と考えます。
PDCAが上手く回らない組織と上手く回る組織の特徴
◆PDCAが上手く回らない組織の特徴
PDCAを上手く回すことができていない組織の特徴として、以下のようなことが挙げられます。
- 利益が自社の戦略や計画の遂行とは別の要因(外部環境・市況等)で左右されてしまうため、PDCAを回すことへの意義を感じづらい。
- 一時的な収益確保のための特別対策的な施策が多いため、終わった後に現場リーダー層が「C」や「A」を問われることがない。
- 経営層・現場リーダー層が、実現不可能な過大な目標を掲げて現場をしらけさせてしまう。
- 経営層が「PDCAは現場が回すもの」と認識しているため、経営側が関与して全社的にPDCA活動を推進しようという機運が高まらない。
- 現場リーダー層が「PDCAは経営側が考えること」と捉えており、現場にはただガムシャラに「D」のみを求める。
- 「○年後に達成すべきこと」という形で、経営層から現場リーダーに明確に要求事項が降りて来ないため、詰めの甘い施策でPDCAを回す「現場改善活動」に矮小化されてしまう。
- 現場リーダーが施策を考えることができず、与えられた目標を前に動けないでいる。
- 現場リーダーは、やるべきことは分かっていても、現場にその"理"を伝えられないため、PDCA活動の意義が理解されず、本気で動いてもらえない。
- 経営層、現場リーダー層ともに施策の有効性についての検証が弱く、成果に結びつきにくい。
- 現場リーダー層が考えていることを経営層に上げることがない。
- 「KPIは施策の進捗を管理する指標である」という認識が薄く、総花的に設定されていたり、「いつまでに、誰が、何を」といった基本事項の定義が曖昧に設定されている。
◆PDCAが上手く回る組織の特徴
PDCAが上手く回る組織やチームには、次のような特徴があると考えます。
- 経営層から「○年後に達成すべきこと」として明確に要求事項が提示されている。
- 各部門は要求事項に基づいてよい施策を作ることができ、その効果が検証されている。
施策の実行にあたっては、進捗が確認できるようKPIが設定され、役割分担と期限が明確に決められている。
※右図はサンプル例になります
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全社統括的なPDCAと、各部門のPDCAとが、指示と報告、横串での情報共有を通じて一体的に運営されている(会議や報告ルールが厳格)。
リーダーが自身が担当する施策の全社的意義を理解し、部下の力を引き出しながらそれを遂行する力を持っている。
弊社からのご提案
◆現状調査とご提言
PDCA活動の現状調査を実施し、分析を通じて貴社のPDCA活動の改善の方向性をご提言いたします。
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➀アンケート調査の実施
<経営企画部門の皆さま>
経営側からの要求事項の提示や、その実施の検証の仕方など、PDCA活動の枠組みについての状況を把握させていただきます。
<課長職の皆さま>
PDCA活動の実態を把握するためのアンケートを実施し、あわせてPDCA活動を活性化する上での悩みについても調査いたします。
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②アンケート分析を通じたご提言
以下の2点にポイントを置いてご提言いたします。
- PDCA活動の枠組みについての改善の方向性
- 課長層人材の悩みとその解決・育成方法
プログラム全体の流れ
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①PDCAの実態をアンケートにて調査
- <調査対象>
- 経営企画部門
- 現場リーダー層
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②現場リーダー層への研修実施
- <0.5日>
※1日間の実施も可能です - 経営視点を学ぶための研修
- <1.5日>
- PDCAの展開力上研修
- <0.5日>
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③ワークショップと個人面談方式でPDCAの推進を支援
インソースの講師が、貴社の主要な拠点に出向いて、ワークショップと個別面談を実施(一部テレビ会議を活用)。
活動計画の進捗確認と推進支援、個別の課題に対するアドバイス等を行う。 -
④成果報告会の開催
- <参加想定者>
- 経営層
- 受講者(現場リーダー層)
集合研修連動企画 (オプション)~PDCA推進支援
研修中にテーマ別に登壇した講師が、そのテーマに近い課題を持つ受講者を対象に、ワークショップや個人面談の形でPDCA活動をサポートします。
◆ワークショップ形式での支援
事業所のある地域単位で、少人数でのワークショップを実施し、進捗確認と同時に各部署での取り組み状況を共有します。
また、活動中の課題について参加メンバーと討議したり、講師からのアドバイスを求めることができます。
◆個人面談形式での支援
個別の活動状況をヒアリングさせていただき、活動推進における課題解決に向けたアドバイスをさせていただきます。
ワークショップでは聞きづらいような自部署に固有の課題についてもご相談いただけます。