階層別研修(6階層の役割と研修)
研修の特徴・目的
階層別教育で戦略的に組織人材を育てる
年次や階層ごとに定める人材要件に近付ける
階層別教育は、組織の人材育成方針や人事評価の各階層の人材要件に基づいて実施される教育プログラムです。多くの組織では、新人、2年目・3年目、5年目、7年目といった節目に年次別の階層別教育を行い、以降は主任と呼ばれる現場リーダークラス、係長などの監督職、課長・部長級の管理職昇格者や、昇格予定者などを対象とした階層別研修を実施する形を取っていることが多いようです。
階層別教育を検討するにあたっては、それぞれの年次・階層に求められるマインドや知識・技能や実績を整理し、それに対応する研修をあてはめることで、分かりやすく体系立てられます。
人材要件の例
以下は、一般的な新人・若手、中堅、現場リーダーや主任・係長などの監督職に期待される役割をまとめた表です。貴組織の人材育成方針や人事評価の人材要件と見比べてみてください。弊社では、「人材要件をいちから見直したい」などのご相談にも応じています。お気軽にお問合せください。
新人・若手 | 中堅 | 現場リーダー(主任) 監督職(係長) |
|
マインド | ・主体性 ・好奇心、知識や業務スキルを吸収しようとする意識・意欲 ・周囲との協調性、周辺配慮 |
・幅広い視野 ・自部署を越えて、他部署を巻き込む意識・意欲 ・チームのサポート |
・リーダーシップ、フォロワーシップ ・組織俯瞰的な視座 (管理職の立場で物事を考える) |
知識 | ・基本的な業務知識 ・業務に必要となる専門知識 ・システムの操作などのオペレーション面の理解 |
・より専門的な知識の習得 ・トレンド、最新の知識・技術の習得 |
左記の専門的、最新の知識・技術の習得だけでなく、組織に眠る知識やマニュアルなどの資料を掘り起し、業務を標準化できる(ナレッジマネジメント) |
技能 (スキル) |
・コミュニケーション(わかりやすく話す) ・根拠を明確に示す論理的思考 |
・後輩指導 ・業務改善 ・高難易度の業務の遂行 ・折衝、交渉力 ・リーダーシップ |
部下・後輩指導、業務改善だけでなく、業務やリスクの管理などのマネジメントスキルを発揮できる |
実績 (成果) |
こちらが期待していることに対して、計算通りの成果を出せる (例)売れ筋の商品・サービスをしっかり説明でき、着実に売り上げて成果を上げる |
・自部署が中心となり他部署のメンバーを巻き込む案件を仕切れる ・複数年にわたるなど、持続可能な安定した成果を上げられる (例)商品やサービスを新たに企画、開発して成果を上げる |
複雑な事情の社内調整をまとめるプレイヤーの成果はもちろん、自らメンバーを巻き込み、組織の力で成果を出す行動ができる |
階層別研修のポイント
新人、若手、中堅、現場リーダー、課長、部長に対する役割期待とそれに対応した研修の一例をご案内します。こちらを参照いただき、階層別研修体系の構築や、長年にわたって内容が変わっていない人材教育の刷新にご活用ください。このほか、25歳・35歳、45歳といった年齢の節目に実施できる各年代別のキャリアデザイン研修や、再雇用者向けの研修など、様々な切り口による階層別研修を多数取り揃えています。
階層 | 役割期待 | おすすめ研修 |
新人 | ・社会人の基本、仕事の進め方を身につけ、担当業務に関する知識を習得 ・失敗をポジティブに変換し、挑戦をやめないレジリエンスマインドの醸成 |
・ビジネス基礎研修 ・ビジネス文書研修 ・レジリエンス研修 ・ビジネスマインド研修 |
若手 | ・担当するレギュラー業務を一人で問題なく対応 ・論理的に考え、伝え、部署内・外で円滑なコミュニケーションがとれる ・自分が習得した業務を後輩に教えながら、自分も学び直す後輩指導 |
・若手社員研修~主体性の発揮 ・ロジカルシンキング研修 ・コミュニケーション研修 ・OJT指導者研修 |
中堅 | ・上司の判断軸を理解し、サポートしながらチームワークを発揮するフォロワーシップ ・部署内の課題の抽出、解決策の提示、実行 ・他部署や外部との調整・交渉 ・リーダーシップを発揮して、部署内やチームメンバーを主導 |
・管理職を補佐し部の成果を出す ・問題解決研修 ・調整力研修 ・交渉力研修 ・リーダーシップ研修 |
リーダー | ・部署内の適切なマネジメント ・部署内の業務改善(業務効率化など) ・部署内でのリーダーシップの発揮 ・生産的な会議にする運営力、コーディネーション |
・段取り研修(マネジメント基礎) ・業務改善研修 ・リーダーコミュニケーション研修 ・ファシリテーション研修 |
課長 | ・トップ、経営陣の方針を汲み取り、自部署で実現 ・組織のミッションを受けて、適切な目標設定ができ、部下が目標を達成するためにサポートする |
・マネージャーとしての課題を整理する ・組織のタイムマネジメント研修 ・評価者研修 |
部長 | ・投資対効果を常に予測し、利益を最大化させる施策を講じる ・組織の将来を見据え、既存事業を超える新しい価値を創造する ・成長戦略とリスク管理をバランスさせて、成果を上げる組織をつくる |
・上級管理職(部長級)研修 ・変革リーダー研修 ・経営戦略研修 ・内部統制 ・リスクマネジメント研修 |
階層別研修にオープンセミナー型の公開講座を活用するのも効果的です。該当する階層の受講対象者さまがたとえ1名であったとしても、階層ごとの教育を毎年実施することが可能です。弊社のコーディネーターが公開講座を基に階層別の人材要件や役割期待に沿って、教育体系やプログラムを無料で作成いたしますので、ぜひお問合せください。
全力Q&A
研修会社は多々ありますが、インソースの研修の特徴は何ですか?
弊社の講師派遣型研修の特徴は以下の3つです。
①細やかな文言修正からケースの作成まで、柔軟にカスタマイズ対応することが可能
②高度な理論習得ではなく、現場で役立つスキルやノウハウの習得を重視
③研修をやりっぱなしにさせない、研修前後の準備・フォローサービスが充実
講師が一方的に話すのではなく、受講者同士で話し合い、課題に対する解決方法に自ら気づく行動変革型のプログラム構成です。座学は4割、6割は演習やロールプレイングに使います。
全国で研修が実施できますか?
はい、全国で研修の実施が可能です。「地元に住む」講師を採用しているため、地方でのビジネス慣例が理解できる講師、該当の研修テーマに造詣の深い講師を他地域から移動させることもできます。海外での実施やオンライン対応も可能ですので、お気軽にご相談ください。
どんな種類の研修が実施できますか?
講師派遣型研修は種類()、公開講座は種類()のカリキュラムを取り揃えており、それらをベースにして、お客さまのための研修をオーダーメイドで企画いたします。
{{trainingName}}ご検討のお客様からのご質問 ~講師・内容・実施方法など
階層別研修(6階層の役割と研修) おすすめプラン
コア・ソリューションプラン
-
部下の自発的なキャリア構築と成長を支え後押しするプラン
- 2023年09月15日更新
メンバーの良いところを本人の成長と部署の成果最大化につなげる、適切な支援のあり方を3フェーズで叶えるプラン。面談代行サービス導入で繁忙期のフォローアップも可能に
-
階層別研修を導入し全社一丸でスキルアップを目指すプラン
- 2022年11月01日更新
階層別研修の計画や見直しを検討している組織向けのプラン。各階層の役割に応じたスキルを強化すると同時に、部門を超えた交流機会をつくり、組織への帰属意識の向上を図る
-
全階層の役割認識とそれぞれに必要なスキルを高めるプラン
- 2022年10月24日更新
社員数が増えたことで生じているスキルの乖離を全階層にアセスメントを実施して把握する。課題に応じたスキルアップ研修で組織力の底上げを図る
階層別研修(6階層の役割と研修) 研修プログラム
旬のプログラム
基本のプログラム
階層別研修(6階層の役割と研修) おすすめサービス
階層別研修(6階層の役割と研修) 動画教材・eラーニング
-
新社会人のためのビジネスマインド講座
- 2023年03月30日更新
-
若手社員講座~経験学習サイクルを回し、自己成長を加速させる
- 2023年03月30日更新
-
中堅社員向けオーナーシップ研修~当事者意識をもって、周囲に働きかける存在になる(冊子教材・テスト付き)
- 2023年03月30日更新
-
リーダーシップ研修~部下後輩を支援し、チームとして成果を上げる(冊子教材・テスト付き)
- 2023年03月30日更新
-
管理職研修~マネージャーとしての課題を整理する(冊子教材・テスト付き)
- 2023年03月30日更新
-
上級(部長級)管理職研修~経営者としての視点を身につける(冊子教材・テスト付き)
- 2023年03月30日更新
-
研修企画・教育体系構築のポイント~人材育成は組織の未来づくり
- 2023年03月30日更新
階層別研修(6階層の役割と研修) 読み物・コラム
-
若手社員がぶつかりやすい「4つの壁」~1年間の成長ストーリー
- 2023年05月01日更新
2年目から3年目の若手社員には、担当する業務の「主体者」となって進めることが求められます。それまで上司や先輩の指示にただ従うことの多かった若手も、さらにレベルの高い「壁」に立ち向かっていかなければなりません。そこで今回は、「いんそうす商事」(仮)の若手社員、太郎さんと花子さんがぶつかってきた「4つの壁」を、1年間のストーリー形式でお伝えします。若手指導に取り組む皆さまの参考になれば幸いです。いんそうす商事の若手社員、太郎さんと花子さんが、ぶつかった壁は、以下の4つです。
-
今こそ「理想のフォロワー」を目指せ!~組織の大多数を占める「リーダーをサポートする人」の働き方を考える
- 2021年09月29日更新
組織というものは、リーダーとその部下(フォロワー)によって構成されています。そして大多数の人は、入社から定年まで長きにわたる社会人生活において、フォロワーとしての時間を多く過ごします。リーダーと呼ばれている人にも上司がいて、トップ以外のすべての人が、自分より上位のリーダーのフォロワーであり続けます (係長は課長のフォロワー、課長は部長のフォロワー、部長は役員の......)。
-
全階層がリーダーシップを発揮できる組織へ!~役割に応じたスタイルが見つかる「リーダーシップの4類型」とは
- 2023年05月10日更新
VUCAと呼ばれる先行き不透明な現代は、強いカリスマ性を持つ経営者一人の力で企業が成長を続けていくのは困難だと言われています。すべての人材が「リーダーシップ」を発揮し、誰もが率先して動く組織を作らなければ、複雑な現代社会の課題解決やイノベーションの創出を実現できません。しかし、「リーダーシップ」と聞いただけで、管理職やリーダーではない自分には関係ない、できれば目立つことはしたくない、と考える人も多いものです。そこで今回は、すべての人材がリーダーシップを発揮できるようになるために、自らの強みを活かしたリーダーシップのスタイルや、リーダーシップの原点である「人を巻き込み、動かす力」を高めるために必要なことをお伝えします。
-
管理職の役割を徹底解剖!~一般職との違いと経営視点を持つということ
- 2023年05月16日更新
「管理職」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。「年次でも、立場的にも管理職になることを周りから期待されていると感じるが、管理職に対して嫌なイメージしかない」と話す中堅層は少なくありません。残業はつかない、責任は発生する、部下育成なんてガラじゃない......世間でよく聞く管理職イメージにはネガティブなものが多そうです。しかし、そもそも管理職と一般職がどう違うのか、しっかりと理解していない一般職の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、管理職の役割を徹底解剖し、一般職との違いや、マネジメントの面白さなどについてお伝えいたします。管理職についての理解が深まり、管理職だからこそのやりがいに興味を持っていただければ幸いです。
-
部長に求められる「経営の一翼」としての2つの役割~課長との違いとは
- 2023年05月09日更新
課長時代は現場のトップとして采配を振るっていた人も、部長になると部下に任せる場面が多くなります。そうなると、部長としては何をすべきか、初めのうちは戸惑うかもしれません。しかし、現場に100%コミットするかたちではなくても、組織全体のことを考えて常に全力で仕事をしているのが、あるべき部長の姿です。
-
課長に求められる「現場トップ」としての3つの役割~部長・係長との違いとは
- 2023年05月09日更新
それまで現場リーダー的な立場であった係長としての働きとどこが違うのか分からないまま、課長職に就く人もいるかもしれません。しかし、係長と課長の立ち位置は明確に異なります。課長は、多くの組織において「中級管理職」と位置付けられています。係長時代にはなかった管理職としての職務権限が与えられる、管理職手当がつく、など"名実ともに管理職"と認められる立場となります。組織によっては「専任課長」として管理職権限が与えられていない課長職もありますが、多くの組織では「課長以上=管理職」であり、経営陣の一翼を担う「マネージャー」としての働きが求められるようになります。
-
係長に求められる「長」としての3つの役割~課長・中堅社員との違いとは
- 2023年05月09日更新
係長は、多くの組織において「初級管理職」、すなわち一プレイヤーだった社員が初めて管理職に昇格したときに就く役職です。しかし、管理職手当がつき、実質的な職務権限のある「管理監督者」になるのは課長職以上、という組織も多いため、係長になっても立ち位置的はあまり変わらないのでは、と考える人もいるかもしれません。
研修のプロがお答え階層別研修(6階層の役割と研修) 全力Q&A
お客さまから「{{trainingName}}」に多く寄せられるご質問を抜粋して掲載しております。
質問をクリックすることで、回答が表示されます。
お問合せ・ご質問
よくいただくご質問~特徴や内容など講師派遣型研修について詳しくご説明
問題の本質は何か、を徹底的に考えたカリキュラムで、現場で役立つスキルやノウハウを習得!