【お知らせ】
最新データ(2023年度新入社員を対象に実施した新入社員研修及びアセスメント回答結果)に基づく、2023年度新入社員の傾向につきましては、
こちらのページからご確認いただけます。
2014年の新人の傾向は、「“個人主義的”であり、“集団で成果を出す”ことに対する意識が低い」でした。
今年は全体な傾向として、「真面目」だが、「遠慮がち」という特徴が見られるようです。以下は2015年新人研修に登壇した弊社講師からのアンケートの抜粋です。
例年と比較してよかった点
- (1)素直
- ・「何かを指摘して反発するようなことはなく、素直に従う」
- ・「指摘したことや講義の内容を自分なりに考えて、消化できている」
- (2)飲み込みが早い
- ・「名刺交換や電話応対で伝えたことをすぐに実践できている」
- (3)オン・オフの切り替えがされている
- ・「きちんと話す、人の目を見て講義を聴けている」
- ・「休憩時間と比較して、集中力を持って研修に臨めている」
課題点
- (1)人間関係を深めていこうという意識が低い
- ・「グループメンバーと打ち解けるのは早い。しかしグループ外の人とは最後まで話をしなかった」
- ・「同じ会社の同期なのに、休憩中ほとんど会話もせずに席に座っている」
- (2)みんなの前で質問することを恥ずかしがる
- ・「研修中に指名して答えを求めると、講師にだけ聞こえるように答えようとする」
- ・「研修中に質問を促しても手を挙げないのに、休憩時間になると個別にぞろぞろ聞きにくる」
- (3)個別具体的に指示や許可を求めてくる
- ・「風が強いところで名刺が飛びそうな時の名刺交換はどうすればいいですか?」
- ・「メモをしながら手を挙げるのはNGですか?」
- (4)一貫した受け身の姿勢
- ・「『教えてもらえることについてはちゃんと学びます』が彼らの基本姿勢」
- ・「ゲームを使ったワークの際、自分から理解しようという意識が低いため、なかなかルールが理解できない」
- (5)一見分かっているように見えて分かっていない
- ・「うなずきながら分かっているような反応をするのに、突っ込んで聞いてみると何も分かっていないというパターンが多い」
総括
「真面目で大人しい」「主体性に欠ける」「他人の目を気にしがち」など、いわゆる「ゆとり世代」に特徴的と言われる傾向が今年も見られました。また、昨年と比べて、対人関係作りに消極的な姿勢や、個別具体的な指示を求めてくる点も見られます。新人を指導するOJT指導担当者には、細かく指示を出し、何度も同じ説明を行い、即戦力化を目指すことが求められます。
インソースのOJT研修に登壇する講師の多くは、毎年新人研修にも多く登壇し、新人指導を行っております。OJT研修では、上記のような新人の傾向を踏まえた講義をいたします。是非、ご検討ください。
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