RPA化を推進し、全社のコストを大幅に削減するため、IT部門以外の事業部門の人材(約200名)に対して、RPA教育を実施した。現場のRPAに対する理解が深まり、業務改善力が大きく向上し、全社のRPAによる業務自動化が大きく進む結果となった。
労働力不足への対策として、業務自動化による大幅なコスト削減が経営ミッションとなる
RPAをスモールスタートで始め、一定の成果を上げることができていた
RPAによる業務改善を、より社内に展開していくために、IT部門だけでは推進するパワーが足りない
IT部門と一緒になって、RPAなどを用いて現場の業務改善を推進していくことができる事業部門の人材を育成する
約200名のRPA推進担当を育成した。各部のRPAによる業務改善案をとりまとめ、IT部門と各事業部のハブ的な役割を担えるようになったことで、全社の業務改善推進力が大きく向上した
全国の各部署で、RPA化を推進する担当者を選抜(まずは手挙げ制により)。
企画当初は、RPA化の要望を日頃から持っているメンバーが中心として、プロジェクトの波を大きくしていった。
(管理職クラス、中堅クラスなど問わず)
約半年間かけて、対象者を変えて、計6回×2日間の研修を実施
RPAによる業務自動化を推進するために、RPA化の要件定義を、IT部門ではなく各部署(セクション)のRPA推進担当ができるようになることを本研修の目的とした。具体的には、以下の内容を習得いただけるように、研修を実施した。
①IT部門だけでは、自部署のRPA化は進まないことを理解し、自分達がすべきことを考える
②自部署の業務を、RPA化が向いている業務と向いていない業務に分ける
③自部署の業務を、業務フロー図として整理し、可視化をする
④RPA化を意識して、データやフォーマット、業務ルールなどの標準化・統一化・整理による業務削減を行う
⑤RPA開発の業務改善企画書を作成する
⑥社内で使用しているRPAの仕組みを理解し、使えそうなRPAを自部署にも活用する
RPA化による業務改善を全社に浸透させていくために、次のステップでプロジェクトを推進していただきます。
社内の業務改善に向けた意識を高めるために、まずはRPA化による業務改善の事例や活動内容を全社に周知していただきます。そのうえで、まずはRPAに興味のあるメンバーを集め、IT部門と一緒に業務改善を推進していただくメンバーを手挙げ制により募集いたします。改善に前向きなメンバーが集まることにより、全社の業務改善を大きく動かす原動力となります。
本研修では、業務時間削減の観点から「どのような課題を解決すればよいか」「課題をどのように整理すればよいか」を学び、業務の洗い出しを行います。そのうえで、「洗い出した業務を実際に業務フローとして整理」し、「RPAなどの自動化による改善につなげるためには何が必要なのか」も合わせて学んでいただいた後、実際に業務フローを作成していただきます。
今回の事例では、お客さまのご要望に合わせて、自部署の業務フローや業務改善の要件定義ができるように、カスタマイズをして2日間で実施をさせていただきました。
研修の参加メンバーの皆さまは、まずはRPAを使わない業務改善を現場で行っていただきます。その際に、RPAを見越した業務整理をしていただくことで、以降、RPA化による大きなコスト削減に結び付けることができるようになります。IT部門の皆さまは、研修の参加メンバーを窓口として、RPA化の要件定義や企画書作成を進めることで、今までは要望の上がってこなかった業務や改善要望に対しても、改善を進めることができるようになります。
なお、Ui-Path、WinActor®のいずれを導入済だとしても、同様の研修を実施させていただくことが可能です。また、導入や業務改善自体のコンサルティングなどからご対応をさせていただくこともできます。
※「WinActor®」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
ピンポイントでニーズに近い研修があり、課題解決への一番の近道となり得た
要望に合わせて、柔軟にワークをカスタマイズできたため、自社にあった効果の高い研修を企画することができた
システム部門ではない受講者への、業務改善研修の実績が豊富である
RPAをインソース社内でも活用しており、社内にRPAを浸透をさせるために必要なことを、営業担当者が理解していた
RPAマスター養成研修と聞いて、ITの知識が必要なのではと不安だったが、RPAの基礎知識の説明やグループワークを中心とした講義だったので理解しやすかった
自分の課所の業務改善内容に対していろんな意見やアイディアを聞くことができてよかった
今までも「ムリ・ムダ」を無くすことは日々考えてはきたが、より具体的なものになったように思う
・各部署で依頼したロボットが実際に全社で稼働を始めた
・数万単位での時間削減できた
・設計図をかける人材が育成できた
・希望者にはRPAの設計図を書くための研修を引き続き実施している