シルバー就業日記「私は銀子」vol.6
「生涯現役で働き続けたい!」そう願うシニア層が入社した会社は、なんとIT企業でした。。。
当社のシニア世代の社員とそのOJT担当者、それぞれの日記を連載でご紹介します。
目次
- 1.「新人研修」ってすごい!
- 2.異動による突然のお別れ
- 3.銀子への教訓
1.「新人研修」ってすごい!
私は銀子(仮名)。大学在学中から仕事を始めたものの組織で働いた経験がなかった私は、就活・就職など社会人の通過儀礼を経ずに今に至っています。多くの人が退職する歳ごろになって初めて触れる組織人生活です。
インソースでも新入社員がすでに現場に配属されています。皆さん毎朝元気よくあいさつをしてくれたり、電話が鳴ったらすぐに取って丁寧な対応で取り次ぎをしています。びっくりしていると、全て新人研修で教わったことだとか...。
新人研修を受講したら、新人としてのビジネス基礎が身につくなんて、すばらしいシステムだと今さらながら感心しています。
2.異動による突然のお別れ
ある日上司から、ご本人が異動されることを告げられました。
「え~!なんで?どうして?私、どうなるんですか!?」
なんということでしょう。青天の霹靂です。入社3か月の新人を残して、上司が2ブロック先のビルに行ってしまいます。若くて美しい隣席の上司は、いてくれるだけで心丈夫な聡明で率直な方だったのに、突然のお別れです。
人事異動とは、こんなにあっけなく決まるのかと驚きました。
金融機関などは地元顧客との癒着を防ぐため転勤が多いとは聞いていましたが、一般企業でも異動は珍しくないことを知りました。住む場所や仕事内容が変更になるなど、今まで一つの仕事しかしてこなかった私には考えられないことです。
しかし人事異動は、社員の成長のチャンス、社内の活性化、会社の利益向上などが目的と知りました。社員として受諾・体験すべき必須経験なのかも知れません。制度・規則・成文化されていないルールなどに囲まれて仕事をこなし、滞りなく流れるような企業生活を送るビジネスパーソンは、日本経済の担い手として心強い存在です。
頼もしい戦士として、仰げば尊き上司は、新しいシーンへ出発します。私も何とか進まなくてはなりません。教えていただいたことを、しっかりアウトプットできるようにがんばります!
私にとって職場は、仕事の場であると同時に、様々興味深い社会勉強の場でもあります。という訳で、私は遅れてきた社会人、今更ながら新鮮な毎日を送っています。
がんばれ!絶滅危惧新人 銀子!!
3.銀子へ教訓
〇社会の良識・礼節を持つ人を育成するための効率的なシステムが「新人研修」
〇人事制度は、社員と会社の成長が目的