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SDGs

「SDGs(エス・ディー・ジーズ:Sustainable Development Goals)」とは、2015年9月に国連サミットにて採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」のことです。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」等、17のゴールから構成されています。

1990年代後半から、企業の相次ぐ不祥事を受け、CSR(企業の社会的責任)が広まりましたが、社会貢献の側面が強く本業との関連性は低いものでした。2006年4月に、「E(環境)」「S(社会)」「G(ガバナンス)」に配慮した投資を行うPRI(責任投資原則)を国連のアナン事務総長(当時)が提唱し、ESG投資が広まりました。その後、2015年9月にSDGsが始まり、ESG投資がSDGs達成に必要な資金を供給するものとなりました。

気候変動や貧困、格差の拡大、ジェンダーの不平等など解決すべき課題は山積みであり、企業の協力なくしてはSDGsは実現できません。また、SDGsに取り組む組織は今後ますます顧客に評価されることとなり、逆に真剣に取り組まなければ今後勝ち残れなくなってきています。

SDGsは決して遠いものではなく、17のゴールをよくよく検討してみると自社と関係していることがわかります。例えば、リサイクル活動やクールビズを取り入れれば「13.気候変動に具体的な対策を」、ジェンダー平等の改善に取り組めば「5.ジェンダー平等を実現しよう」が該当します。

今後組織として勝ち残っていくために、人事部門にはSDGs推進のために必要な人材の育成・確保が求められています。SDGsへの貢献を指針とし、新たな取組みに挑戦できる・実現できる組織を構築していくことが、より一層重要なものとなっています。

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