繰り返される不祥事。管理職に求められる根本からの解決
オペレーションミスやヒューマンエラーへ強い問題意識を持っていらっしゃるお客さまが増えてきています。
数万件の個人情報流出事件や悲惨な事故も、その影響の大きさが分かっていながら、なかなか根絶されません。対策を行っても類似の事件事故が発生してしまうのは、問題の真因にアプローチすることができていないからかもしれません。
真因分析で陥りやすい罠とは?
インソースのリスクマネジメント研修は、ミスや事故の再発防止に重要な状況把握、真因分析、対策徹底、水平展開という4つのポイントを管理職の視点から学び、職場で事故やミスが再発しない仕組みづくりを強化するための研修として開発しました。
真因分析では、つい個人のミスに目が止まりがちですが、本来の目的は、誰がやってもミスが起きない仕組みを作ることです。問題は人にあるのではなく、ミスを起こし得るやり方や仕組みの方にあると考えなければなりません。
4Mで多角的に、「なぜなぜ」で深く原因を追究する
4つのMとはMan(人)、Machine(機械)、Media(環境)、Management(管理)のことです。それぞれの視点から追究することで、多面的にモレなく分析することができます。さらに、表面的な原因にとどまらず、なぜなぜと深堀りすることで、問題の根本に潜む本当の原因を突きとめ、二度と同じミスを発生させない仕組みづくりに取り組むことができます。
リスクマネジメント研修~再発防止のための真因追究と対策の徹底編
まずは、自社内で同じような事故やトラブル・ヒヤリハットが繰り返される事例を挙げ、その理由を思いつく限り考えることを通して、リスクに対する感度を高めていただきます。そして、実際に事故やトラブルが再発してしまった事例を取り上げ、どうすれば未然に防止し、再発しないようにできるかを徹底的に考えます。
実際に事故やトラブルが再発する要因としては、「状況把握の不足」「真因分析の不足」「対策徹底の不足」「水平展開の不足」などが挙げられます。これらが起きた原因や対策について、多くの実例を通して学んだうえで、職場で事故が再発しないようにするにはどうすれば良いか、現場で活用できる再発防止策をしっかりと考えていきます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 以前起きたヒヤリハットが活かされず、実際に事故が起きてしまっている
- リスク対策が不十分なため、全社で感度を上げて事故・トラブル対策を講じたい
- 事故の再発防止に焦点をあてた、リスク対策の基本を学びたい
本研修の目標
- 実際に類似事故が起きてしまった事例から、再発防止が機能せずにうまくいかないパターンを学ぶ
- 事故の再発防止に向けた、状況把握・真因分析・対策徹底の手順と重要性を理解する
- 事故が再発しないように、しっかりとした防止策を立てられる
セットでおすすめの研修・サービス
リスクマネジメント研修~未然に防ぐ方法を学ぶ
本研修では、一般的なリスクや事例など外部の視点を学ぶことによって、リスクに対する視野を広げます。また、自社を取り巻くリスクについて、内部・外部に存在する様々なリスクを洗い出し、対策の優先度を実際に評価していただきます。
不正リスクアセスメント付きワークショップ
本サービスは、不正リスクアセスメントにワークショップを組み合わせ、自組織のリスクの洗い出しから対策までを一気通貫で取り行うことを目的としています。米国犯罪学者の研究では、人が不正に至る仕組みを「機会」「動機」「正当化」の3要素に分類しており、当社はこの3要素に着目した独自のアセスメントを開発しました。
アセスメント結果をワークショップ内で確認して認識をすり合わせてから、今後の対策案を検討します。ワークショップでは、まず不祥事・不正の知識を学んでから、アセスメント結果を踏まえた対策を練り、発表します。研修受講を通じて、一般社員・管理職ともに当事者意識を高める効果があります。