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QCサークル活動

QC(Quality Controlの略)は、「品質管理」を指します。QCサークル活動は小集団改善活動とも呼ばれ、職場でQCサークルという小グループを結成し、製品・サービス・業務などの質の管理・改善を行います。具体的には、「品質を保持するための作業工程の管理・改善」などの活動を行います。またこの小グループをまとめ、組織として品質経営・品質保証に発展させることTQM (Total Quarity Management) と呼びます。

■QCサークル活動の進め方
QCサークル活動は、同じ職場のメンバーで少人数のグループを作り、以下のような流れで進めていきます。

①改善対象の抽出
まずは自部署・自チームが抱える問題を多面的に洗い出します。
②テーマの選定
洗い出した問題全てに取り組むことは難しいため、優先順位をつけ、問題を絞り込みます。
③現状分析
QC7つ道具などを使い、情報を正しく分析します。
QC7つ道具とは以下の手法を指します。
・パレート図
・特性要因図
・グラフ
・管理図
・チェックシート
・ヒストグラム
・散布図
④原因追究
原因追究の質が、効果的な対策を立てられるかどうかの大きな鍵となります。
⑤目標設定
現状分析や原因追究を踏まえ、改善することを決めたら、次は「どこまで、どの水準までできたら達成とするのか」を具体化します。
⑥対策の立案・検討
目標を達成するための対策を立案し、実行します。
⑦効果測定
PDCAサイクルを回しながら、改善を重ねていきます。

■QCサークル活動のメリット
品質向上を図れることだけがQCサークル活動のメリットではありません。現状を把握するためにデータを集め数値化し、分析することで、現状を客観的に把握することができます。また、QCサークル活動を進める中でメンバー同士がコミュニケーションをとり、チームワーク向上にもつながります。

いざ、現場でQCサークル活動を行おうとしても、正しい進め方がわからなければ活動がムダになってしまう可能性があります。QCサークル活動を有効に機能させるための「問題解決力」「業務改善力」「メンバーを動かすコミュニケーション力」などを習得することで、より効果的なQCサークル活動を行うことができます。

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